2024年から始まった新しいNISA(少額投資非課税制度)は、長期的な資産形成だけでなく、株主優待の取得にも活用できます。なかでも人気の高い日本マクドナルドホールディングスの株主優待について、「新NISAで保有すれば受け取れるのか?」「どのタイミングで購入すればいいのか?」といった疑問にお答えします。
新NISAで株主優待は取得できるのか?
結論から言えば、新NISA口座で株を保有していても、株主優待は通常通り受け取れます。NISAはあくまで「非課税口座」であり、優待の権利自体に制限はありません。
つまり、証券会社を通じて新NISA口座でマクドナルド株を購入し、所定の条件(100株以上)を満たしていれば、株主優待の権利を得られます。
マクドナルドの優待取得に必要な条件
マクドナルドの株主優待は、以下の条件で与えられます。
保有株数 | もらえる内容(優待食事券) |
---|---|
100株以上 | 1冊(6枚) |
300株以上 | 3冊(18枚) |
500株以上 | 5冊(30枚) |
100株保有で、バーガー類・サイド・ドリンクの引換券が6セット分もらえる内容となっており、特に家族連れや学生に人気です。
権利確定日と購入タイミング
株主優待を得るには、権利確定日(6月末・12月末)の時点で、株を保有している必要があります。
しかし実際には、権利付き最終日(=権利確定日の2営業日前)に保有していないといけないため、購入は少なくとも数日前に済ませておきましょう。
例えば、6月末の権利を得るには、「6月27日頃」までに購入・保有しておくのが安全な目安です。
購入方法:新NISAでの買い方は?
新NISAの成長投資枠を使えば、日本マクドナルド(証券コード:2702)のような上場企業株を購入できます。主な手順は以下の通り。
- 証券会社で新NISA口座を開設(既に開設済みならスキップ)
- NISA枠で「2702」を検索し、100株以上を成行または指値で注文
- 購入後、保有を維持する(権利付き最終日まで)
なお、株価は日々変動するため、購入金額が成長投資枠の上限(年間240万円)に収まるよう注意が必要です。
よくある注意点とQ&A
Q1. NISAで買ってすぐ売った場合でも優待はもらえますか?
→いいえ。権利付き最終日に保有していなければ優待は対象外です。
Q2. 長期保有特典はありますか?
→マクドナルドに関しては、現在「長期保有優待」は設けられていません(2025年6月現在)。
Q3. 複数の証券会社でNISA口座は作れますか?
→いいえ。NISA口座は1人1口座までです(年単位で金融機関の変更は可能)。
まとめ:新NISAでも優待は対象。条件と時期を守ればOK
新NISA口座を通じて日本マクドナルドの株を100株以上購入・保有すれば、通常の証券口座と同じく株主優待を受け取れます。重要なのは、権利確定日までに保有していること、購入単元が100株以上であることです。
マクドナルドの株は人気が高く、優待目当ての長期保有者も多い銘柄です。NISA枠の有効活用としてもおすすめですが、購入時期やルールには十分注意して、確実に優待を手に入れましょう。

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