楽天証券で新NISAを活用して満額購入&短期売却する方法をわかりやすく解説

資産運用、投資信託、NISA

2024年から開始された新しいNISA制度により、年間投資枠が大幅に拡充され、多くの個人投資家が積極的に活用し始めています。本記事では、楽天証券を利用して新NISAの年間投資枠を即時に使い切る方法や、短期売却(デイトレ的運用)の可否について、初心者でも実践できるよう具体的に解説します。

新NISA制度の基本:つみたて投資枠と成長投資枠

新NISAは「つみたて投資枠(年間120万円)」と「成長投資枠(年間240万円)」の二本立てで構成されています。この記事では主に短期売買が可能な「成長投資枠」の活用方法について説明します。

成長投資枠では、個別株・ETF・一部の投資信託が対象であり、購入後に自由に売却することが可能です。

即時に満額近く購入する方法(ボーナス設定)

楽天証券では、NISA口座での購入は通常の株式取引画面から行います。購入する銘柄を検索し、取引区分で「NISA(成長投資枠)」を選択するだけで成長投資枠を利用した取引が可能です。

ボーナス設定とは「つみたて投資枠」における一括増額設定のことで、今回のような短期売却を目的とする個別株投資とは直接関係ありません。満額に近い額を即時に投資したい場合は、成長投資枠での一括購入を行いましょう。

短期売却は可能?新NISAにおける注意点

成長投資枠で購入した株は、保有期間の制限なく売却可能です。そのため、数日~数週間後に売却して利益を得る、いわゆるスイングトレードやデイトレ的手法も制度上は問題ありません。

ただし、売却しても非課税枠は「復活」しません。たとえば、1月に100万円分購入して2月に全額売却しても、年間240万円の残り枠は140万円のままとなります。

購入・売却の具体的な手順(楽天証券の場合)

  • 楽天証券にログイン
  • 「国内株式」から銘柄検索
  • 購入したい銘柄ページで「現物買い」を選択
  • 取引区分で「NISA成長投資枠」を選ぶ
  • 株数・価格・注文方法を入力し注文

売却時も同様に「保有株一覧」から対象銘柄を選び、取引区分で「NISA口座の売却」を指定すればOKです。

実例:メタプラのような値動きの大きい銘柄に投資したい場合

例えば、メタプラ(仮想企業名)の株価が急落し「押し目買い」チャンスと判断した場合、成長投資枠を使って100万円分購入し、1週間後に120万円になったら売却することで非課税で20万円の利益を得られます。

ただし、売却益が非課税になるのはあくまでNISA枠内での購入分に限られます。NISA外での取引と混在しないよう、注文時の取引区分には注意しましょう。

売却後の枠は再利用できる?

2024年新NISAでは、一度使った非課税枠は売却しても再利用できません。売却して空いた分を再び別銘柄に投資する場合、それは「新たな投資」としてカウントされ、残りの枠から差し引かれます。

例:240万円枠中100万円で購入 → 1か月後に売却 → 残り枠は140万円のまま

まとめ:NISAで短期売却は可能だが非課税枠の管理に注意

楽天証券を使えば、新NISAの成長投資枠を利用して即時に株を購入し、短期間で売却する運用も可能です。ただし、非課税枠の再利用は不可であること、取引区分を間違えないことなどの注意点があります。

うまく活用すれば、短期的な利益も非課税で得られる制度なので、戦略的に使っていきましょう。

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