2024年から新NISA制度が始まり、つみたて投資枠と成長投資枠の併用が可能になりました。しかし、つみたて投資枠をすでに使い切ってしまった場合、「成長投資枠で買っても大丈夫？」と不安になる方も多いのではないでしょうか。この記事では、成長投資枠を活用して日本株に投資する際の考え方や注意点を詳しく解説します。
新NISAの仕組みをおさらい
2024年からの新NISAは、「つみたて投資枠（年120万円）」と「成長投資枠（年240万円）」の2階建て構造になりました。つみたて投資枠は、国が選定した長期・分散・積立に適した投資信託が対象です。
一方で、成長投資枠は上場株式やETF、幅広い投資信託が対象で、自由度が高い反面、自己判断力が求められます。つみたて枠と異なり、購入タイミングや銘柄選びの難易度が上がる点には注意が必要です。
つみたて投資枠が埋まっていても大丈夫
つみたて枠をすでに使い切っていても、成長投資枠を活用すれば非課税の恩恵を受けられます。例えば、日本株を単元未満株（S株など）で定期的に買い増していく方法もあります。
実際に、つみたて枠では買えないような個別株（例：トヨタ、ソニーなど）を、成長投資枠で保有することで「値上がり益」や「配当収入」を得ている投資家も多くいます。
日本株を選ぶ際の注意点
成長投資枠で日本株を購入する際は、値動きの激しさに注意が必要です。つみたて投資信託とは違い、個別株は1社の業績やニュースに左右されやすく、リスクが集中する傾向があります。
そのため、セクター分散や配当利回り、PER（株価収益率）などの指標を確認しながら、複数の銘柄に分散投資することが重要です。たとえば、「高配当銘柄を中心に3〜5社に分散」といった戦略も有効です。
成長投資枠で定期買付も可能
証券会社によっては、成長投資枠でも「定期買付サービス」が利用できる場合があります。これにより、つみたて投資のような運用が可能となり、価格変動リスクを平準化する「ドルコスト平均法」も適用できます。
具体的には、楽天証券やSBI証券では、成長投資枠を使って毎月ETFや投資信託を自動積立する設定が可能です。楽天証券やSBI証券のマイページから確認してみましょう。
実例：つみたて枠を使い切った後の対応
30代の投資家Aさんは、つみたて枠でインデックスファンドを購入した後、成長投資枠を使って「日本高配当ETF（例：1478）」を毎月1万円ずつ積立設定。配当金も再投資しており、年利3％前後の安定した収益を得ています。
このように、つみたて枠と成長投資枠を目的別に使い分けることで、非課税の恩恵を最大限に活用できます。
まとめ：成長投資枠でも安心して投資はできる
つみたて投資枠が埋まっていても、成長投資枠を使えば非課税で日本株に投資することは可能です。ただし、自由度が高い分リスクもあるため、投資先の選定や分散投資、買付方法には一層の注意が必要です。
自分の投資スタイルや目的に合った活用方法を考えながら、長期的に安定した資産形成を目指しましょう。
こんにちは！利益の管理人です。このブログは投資する人を増やしたいという思いから開設し運営しています。株式投資をメインに分散投資をしています。
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