TostNet取引とは?初心者が知らずに使っても大丈夫な理由と注意点

株式

株式投資を始めたばかりの方の中には、「TostNet(トストネット)取引で株を買ってしまったけど大丈夫?」と不安になる人も少なくありません。この記事では、TostNet取引の仕組みと初心者がうっかり使ってしまった場合の影響、そして今後気を付けたいポイントについてわかりやすく解説します。

TostNet取引とは?東証の通常取引との違い

TostNet(Tokyo Stock Exchange Trading Network System)とは、東京証券取引所が提供する時間外取引の一種で、主に機関投資家や証券会社が使う特別な注文方式です。

通常の取引時間中(前場・後場)に行われる「板寄せ」や「ザラ場」とは異なり、朝の寄り付き前(8:20~)や市場終了後(15:30~)にも株の売買ができるという特徴があります。個人投資家でも証券会社の取引画面から誤って使ってしまうことはあります。

うっかりTostNetで購入してしまっても大丈夫?

結論から言うと、TostNet取引で購入しても保有株には何の問題もありません。権利や配当、株主優待などの取り扱いも通常取引と同じです。

ただし、TostNetは流動性が低いため、希望価格で約定しにくい・取引量が少ないといったデメリットがあります。特に成行注文で入れてしまうと、想定外の価格で約定するリスクもあるため注意が必要です。

取引価格やコストへの影響は?

TostNet取引では、板情報(買い注文・売り注文)が表示されないため、市場価格を把握しづらい状態での売買となります。そのため、初心者が市場価格と乖離した価格で注文を出すと、割高で買ってしまう可能性もあります。

また、証券会社によっては通常の取引手数料と異なる場合もあるので、利用前に事前に確認しておくと安心です。

初心者が間違えないための対策

うっかりTostNetを使わないためには、証券会社の注文画面で「通常取引(立会)」を明示的に選ぶようにしましょう。多くの証券会社では、「時間外取引(TostNet)」や「PTS取引」などを明示して選択する形式になっています。

また、証券会社のヘルプセンターに問い合わせると、自分の取引履歴がTostNetかどうか確認できるほか、誤ってTostNetを選んでしまわないよう設定を変更することができる場合もあります。

売却して買い直すべきか?

もしTostNetで購入してしまっていた場合でも、無理に売却して買い直す必要はありません。購入価格や銘柄に納得しているのであれば、そのまま保有して問題ありません。

むしろ短期売買によって売買手数料がかさむ可能性や、税金の面でも不利になる場合があります。取引内容に不審点がないかだけ確認して、落ち着いて対応しましょう。

まとめ:初心者でも安心、TostNet取引の正しい理解を

TostNet取引は初心者にはあまり馴染みがないですが、基本的に内容を理解していれば問題のない取引方法です。大切なのは、なぜTostNetで約定したのかを振り返ることと、今後のために注文方法を再確認することです。

心配であれば証券会社に問い合わせて相談するのが一番の近道です。これをきっかけに、より確実で安心な株取引に一歩踏み出していきましょう。

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