ビットコインの仕組みと価格変動の基本|1万円が5万円になる考え方は合ってる?

資産運用、投資信託、NISA

ビットコインに興味はあるけれど、仕組みや価格の変動についていまいちピンと来ない…という方は多いのではないでしょうか。たとえば「1ビットコインが20円のときに1万円分購入して、100円まで上がったら5倍になる」という考え方は正しいのでしょうか?この記事では、ビットコインの価格の仕組み、保有量と価格変動による資産の増減の考え方について、初心者向けに丁寧に解説します。

ビットコインとは?価格はどのように決まるのか

ビットコインは世界で最も有名な暗号資産(仮想通貨)で、法定通貨のように国が価値を保証しているわけではありません。価格は市場の需要と供給で決まります。つまり、買いたい人が多ければ上がり、売りたい人が多ければ下がるというシンプルな構造です。

株式や通貨と同じく、ビットコインも取引所でリアルタイムに売買されており、価格は秒単位で変動しています。

1ビットコイン単位で買う必要はない

ビットコインは非常に高額で、2024年時点で1BTC(1ビットコイン)が700万円を超えることもあります。ですが、1BTC未満の小数点単位でも購入可能で、たとえば0.001BTCや0.0005BTCなど、少額から投資ができます。

つまり、1万円分だけ買うということも問題なく可能です。あなたが保有しているビットコインの数量に、価格がいくらになったかをかけ算することで現在の評価額がわかります。

「1万円が5万円になる」という考え方は正しい?

結論から言えば、計算方法としてはその考え方で合っています。具体的な例で見てみましょう。

たとえば、1BTC=20円のときに1万円分買うと、
1万円 ÷ 20円 = 500BTC(正確には0.5BTCではなく、単位の前提がズレていますが、仮定として500単位分)

その後、1BTCが100円になった場合、
500BTC × 100円 = 5万円
となり、5倍に増える計算になります。

実際には「BTC=20円」という価格は過去に存在した初期段階の水準なので、今はもっと高額な価格水準で同じ原理が適用されます。

ビットコイン投資で注意すべきこと

ビットコインの価格は非常に変動が大きく、1日に5〜10%動くことも珍しくありません。投資として魅力はありますが、短期で急落するリスクも十分にあります。

  • 元本割れのリスクがある
  • 法定通貨のように価格が安定していない
  • 詐欺やハッキングのリスクも存在する

こうしたリスクを理解したうえで、「余裕資金」で投資することが重要です。

実例:10万円分のビットコインがどう変動したか

ある人が2020年にビットコインを1BTC=100万円の時に10万円分購入したとします。これは0.1BTCの購入となります。

その後、2021年には1BTC=600万円を超える水準まで上昇しました。このとき、
0.1BTC × 600万円 = 60万円となり、10万円が約6倍に増えたことになります。

一方で、その後価格が下落した時期もあり、2022年には一時300万円台まで落ちたため、評価額は半分になることもあったという事実も併せて知っておきましょう。

まとめ:ビットコインの価格変動はシンプルに理解できる

ビットコインの投資は「いくらで何BTCを買って」「いくらに上がったか(下がったか)」を見れば、基本的には価格変動に比例してリターンが出るシンプルな構造です。ご質問の「1万円で買って5倍になる」計算は正しい発想であり、あとは価格変動リスクをどう捉えるかが重要です。

仮想通貨は将来性に期待される一方で、値動きが激しくリスクもある投資対象です。仕組みを理解し、冷静な判断で取り組むことが成功への第一歩となります。

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