確定拠出年金(DC)では、自分で銘柄を選択して運用を行うことが求められますが、初めて選ぶ際に何を基準にすれば良いか迷うこともあります。今回は、りそなで選べるいくつかの銘柄について、初心者向けにおすすめの選び方とその資産配分について解説します。
銘柄選択の基本:リスクとリターンのバランス
確定拠出年金では、リスクを取ることでリターンが増える可能性がありますが、その分リスクも高くなります。初心者の方は、リスクとリターンのバランスを意識してポートフォリオを組むことが重要です。まず、リスクを取ることに対する自分の許容度を考え、安定的な資産を選びつつ、リスク資産にも少しずつ投資をしていくと良いでしょう。
例えば、債券や定期預金などの安定した資産を多めに選ぶことで、リスクを抑えながら確実なリターンを得ることができます。一方で、株式や外貨建て資産を少し加えることで、長期的に高いリターンを狙うことが可能になります。
おすすめ銘柄の選び方
次に、りそなで提供されている銘柄の中でどの銘柄を選ぶべきかを見ていきましょう。資産の種類別におすすめの選び方をご紹介します。
定期預金系(001, 002)
「りそな_定期預金フリーポケット」や「三井住友銀行DC定期(5年)」などの定期預金系の商品は、リスクが非常に低く、安全な運用を望む方に向いています。特に、安定した資産運用をしたい方や、資産を守りたい方におすすめです。
これらの銘柄は、運用益が少ないものの、元本保証がされているため、リスクを極力避けたい方に適しています。初心者でリスクを避けたい方は、これらの比率を高めにしても良いでしょう。
バランス型(004-006)
「ダイワ_Lバランス30」、「ダイワ_Lバランス50」、「ダイワ_Lバランス70」などのバランス型ファンドは、株式と債券などの異なる資産に分散投資する商品です。これらはリスクとリターンのバランスを取って運用するため、中程度のリスクを取っても安定的な運用が可能です。
これらの銘柄は、積極的にリターンを狙いたいけれどもリスクを最小限に抑えたい方におすすめです。投資額を3〜4割程度に設定して、他の安全資産と組み合わせるのが良いでしょう。
株式系(008, 009, 011)
「DC内株TOPIX」や「野村_DCリサーチアクティブ」、「ダイワ_DC外株インデックス」などの株式系商品は、リスクは高いですが、長期的にリターンが大きい可能性があります。これらは、市場全体の成長を取り込む投資をしたい方に向いています。
リスクを取る分、高いリターンを期待できますが、株式市場が不安定な場合は一時的に価値が下がることがあります。リスクを許容できる方は、このような資産をポートフォリオに取り入れると良いでしょう。
おすすめの資産配分例
以下の資産配分例は、リスクとリターンのバランスを取ることを考慮した一つの例です。
- 定期預金系(001, 002): 40%
- バランス型(004-006): 30%
- 株式系(008, 009, 011): 20%
- 債券系(007): 10%
このように、安定した資産を中心に、少しずつリスク資産を組み入れる形にすると、長期的に安定した運用が可能です。もちろん、個々のリスク許容度によって配分は調整する必要があります。
まとめ
りそなでの確定拠出年金の銘柄選択は、自分のリスク許容度と運用目的に合わせて行うことが大切です。リスクを抑えたい方は、定期預金系の商品を多めに選び、リターンを狙いたい方は、バランス型や株式系の銘柄を取り入れていくと良いでしょう。自分に合った配分を見つけて、長期的に安定した運用を目指しましょう。

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