オニール成長株を見つける最適なスクリーニング方法とは？注目のツールと活用ポイントを徹底解説

株式

2025.06.20

オニール成長株投資法は、著名投資家ウィリアム・オニールによって提唱された戦略で、企業の成長性と株価の勢いを重視した投資スタイルです。特にCAN SLIM（キャンスリム）という独自の選定基準が知られており、その条件に合う銘柄を効率的に探すには、優れたスクリーニングツールの活用が欠かせません。

オニール成長株とは？CAN SLIMの基本

オニール成長株とは、C（Current Earnings）＝直近の利益成長、A（Annual Earnings）＝年間の利益成長など、7つの要素から成るCAN SLIMを満たす企業の株式を指します。

具体的には、「四半期利益が前年比で25％以上の伸び」「株価が新高値を更新中」「出来高が急増」「新製品・新経営陣などのポジティブ要素」などが該当します。

1. マネックス証券「銘柄スカウター」：成長率や利益指標に基づいたスクリーニングが可能で、過去10年分の業績も視覚的に確認できる。

2. SBI証券アプリのスクリーニング機能：指標を細かく設定でき、出来高や移動平均線との乖離などもチェックできる。

1. TradingView（プレミアム版）：テクニカル指標とファンダメンタルの両方でフィルタリングが可能。カスタムスクリーナーを作れる。

2. MarketSmith（英語）：オニール系の本家Ibd.comが提供する公式ツール。CAN SLIM条件が初めから組み込まれている。

たとえば、日本株でCAN SLIMを意識した条件に以下のようなものがあります。

これらを組み合わせることで、より再現性の高いスクリーニングが可能になります。

① 銘柄スカウターを開き、「業績比較」画面へ
② 営業利益率、EPS成長率、自己資本比率などを条件指定
③ 成長率・チャート形状から理想に近い銘柄をピックアップ

その後、TradingViewでテクニカルを補完して、エントリーポイントを見定めるのがオススメです。

単にスクリーニングで条件に合っただけでは不十分です。次のような確認が重要です。

また、企業のIR情報や決算説明資料を読んで、今後のビジョンを確認するのも有効です。

オニール成長株は、単に業績が伸びているだけでなく、市場からの注目度やチャートの動きなど、多面的な視点での分析が求められます。

無料のスクリーニングツールを使いこなすことから始め、必要に応じて有料の高度なツールを導入していくことで、精度の高い投資判断が可能になるでしょう。

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