ティックチャートを使い、指定した取引ごと(例えば70ティック)にインジケーター(RSIなど)を確定させたいというニーズは、特にスキャルピングや短期トレードで高い精度を求めるトレーダーの間で注目されています。ここでは、70ティックチャート上でインジケーターを連携する方法や利用可能なプラットフォームについて整理します。
70ティックチャートとは何か?
ティックチャートは時間ではなく、取引回数(ティック)に応じて新しいローソク足を生成します。たとえば70ティックチャートなら、70回の約定が成立するたびに1本のローソク足が確定します。
この方式は時間軸に依存せず、市場の「取引の勢い」を反映するチャート形式です。取引量が多い時間帯では多数の足が形成され、逆に低い時間帯では非常に少なくなる特徴があります。
インジケーターもティックごとに更新できるか?
理論的には可能で、一部プラットフォームでは「70ティックチャートにRSIやEMAなどを表示」できる機能があります。たとえばcTraderでは、70ティックチャート上にカスタムでRSIやEMAをリンクさせる例が報告されています。
実際には、PlotするRSIやEMAが元の10ティックや時間足に依存する場合もあり、70ティックごとの値を正確に反映できないケースもあるようです。
対応があるプラットフォームの例(cTraderなど)
cTraderフォーラムでは、70ティックチャートにRSIやEMAを表示するカスタム指標の事例があり、「70ティックチャートとEMA・RSIが連動して動作する」との報告もあります。
“It’s 70 tick custom chart with an EMA and RSI attached to custom close series.”
ただし、バージョンやスクリプトの仕様によっては正しく動かない場合もあるため、最新スクリプトや公式サポートの確認が必要です。:contentReference[oaicite:0]{index=0}
TradingViewやMultiChartsなどの他プラットフォームでは?
TradingViewにはティックチャートを生成するスクリプト(例:LonesomeTheBlue氏作成)があり、任意のティック数でローソク足を作成できます。そこにRSIなどを重ねれば、指定ティックごとの値を表示できる可能性があります。:contentReference[oaicite:1]{index=1}
またMultiChartsなどでは、PowerLanguage/EasyLanguageを使って任意バー閾でインジケーターを生成するカスタム開発が可能です。ユーザーが自身のロジックで70ティックごとのRSIを作成できる環境があります。:contentReference[oaicite:2]{index=2}
実例と注意点:70ティックチャート+RSIの使い方
短期トレーダーの間では、70ティックチャートにRSIを組み合わせることで、取引回数に応じたモメンタム変化をリアルタイムに把握しやすくなります。
ただし注意点として、インジケーターが「元チャート」のティック系列に依存していたり、スクリプトが最新でないと70ティックに正しく対応しないケースもあります。したがって、使用前に十分なテストが推奨されます。
対応プラットフォーム比較表
プラットフォーム | 70ティックチャートでのRSI表示可否 | コメント |
---|---|---|
cTrader | 対応例あり | カスタム指標で70ティック+RSI連動の報告あり(ただし環境依存) |
TradingView | スクリプト次第で可能 | カスタムティックチャートスクリプトにRSIを重ねる例あり |
MultiCharts等 | カスタム開発可 | PowerLanguage等で独自に70ティック毎にRSI計算可能 |
まとめ:70ティックごとにRSIを確定するなら“スクリプト+カスタムチャート”が鍵
70ティック単位でRSIやEMAを作動させたい場合、市販プラットフォームの標準設定ではなく、カスタムチャート機能やスクリプト構築が必要不可欠です。
・cTraderのカスタム指標例が最も手軽なケースの一つですが、環境に依存するため動作確認が重要です。
・TradingViewではティックチャートスクリプトとRSIを合わせて表示する手法が有効。
・MultiChartsなど高機能プラットフォームでは、自作スクリプトでより正確な動作を実装可能です。
実際に導入する前には、テスト環境で正しく70ティックごとにインジケーターが動作するか検証し、自分のトレードスタイルに合う設定かを確認して進めましょう。

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