NISA口座をすでに開設しているものの、他の金融機関へ変更したいと考えている方も少なくありません。たとえば、「りそな銀行でNISAを開設しているが、今後はネット証券で取引したい」といったケースもその一つです。この記事では、NISA口座を別の金融機関に移すための手順や、まだ新しい移管先が決まっていない場合にできることをわかりやすく解説します。
NISA口座は1人1口座が原則
まず基本的なルールとして、NISA口座は1人につき1つの金融機関でしか開設できません。したがって、他の銀行や証券会社に変更したい場合は、現在の口座を廃止する必要があります。
廃止手続きは今使っている金融機関（この場合はりそな銀行）で行いますが、これは新しい口座を開設する前提として必要なステップです。
口座を変更するための一般的な流れ
- ① 現在の金融機関（りそな銀行）で「非課税口座廃止届出書」を提出
- ② 税務署の確認（所要期間：約1週間～2週間）
- ③ 新しい金融機関に「非課税口座開設届出書」と税務署確認済みの書類を提出
この流れにより、他の金融機関にNISA口座を移すことができます。ポイントは、新しい口座を開設するには、旧口座の廃止手続きが完了していなければならないという点です。
移管先が決まっていなくても解約は可能？
「まだどこの金融機関にするか決めていないけど、今のNISA口座だけ先に解約したい」というケースもあります。この場合、りそな銀行でNISAの廃止手続きは可能です。
具体的には、「非課税口座廃止届出書」を提出すれば、その年のNISA口座は一旦閉鎖扱いとなります。ただし、その年の間は他の金融機関でNISAを新たに開設することができなくなりますので、注意が必要です。
新しいNISA口座を開く際の選び方
どこで新しいNISA口座を開くか迷っている場合は、以下のようなポイントを基準にするとよいでしょう。
- 投資信託やETFの取り扱い数
- 売買手数料や管理費用の安さ
- スマホやアプリの使いやすさ
- キャンペーンやポイント還元の有無
- 初心者向けのサポート体制
たとえば、楽天証券やSBI証券はネット証券ならではの利便性とコストの低さが魅力です。
まとめ：NISA口座の解約は先行して可能、ただし再開設のタイミングに注意
りそな銀行で開設しているNISA口座を他の金融機関へ移したい場合、まずは現在の口座を廃止する必要があります。移管先が未定でも廃止手続き自体は可能ですが、その年中に他でNISA口座を開設することはできません。
そのため、解約と新規開設のタイミングを慎重に計画することが重要です。NISA制度を最大限に活用するには、自分に合った金融機関を選び、制度の特徴をよく理解したうえで活用しましょう。
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