フジテレビとダルトンの対立構図:北尾氏の動向と株主総会の行方

その他

2025年春、フジ・メディア・ホールディングス(以下、フジHD)と大株主である米投資ファンド「ダルトン・インベストメンツ」との間で、取締役人事を巡る対立が表面化しました。特に、SBIホールディングスの北尾吉孝会長の取締役就任を含む提案が拒否されたことが注目を集めています。

ダルトンの株主提案とフジHDの対応

ダルトンは、フジHDのガバナンス強化を目的として、北尾氏を含む12人の取締役候補を提案しました。しかし、フジHDはこの提案に対し、「会社法上不適法」との理由で拒否しました。具体的には、ダルトン側が提案内容の変更を申し出たものの、フジHDはこれを受け入れず、全候補を取締役候補から外しました。

北尾氏の反応と今後の動向

北尾氏は、フジHDの対応に対し、「敵対するつもりはない」と述べつつも、「もし敵対するとしたら徹底的に勝負する」と発言しています。また、フジHDの株式を5%程度取得することも示唆しており、今後の動向が注目されています。

フジHDの経営状況と改革案

フジHDは、2024年度の連結営業利益が前年比86.3%減の25億円、純利益が100億円と厳しい経営状況にあります。これを受けて、政策保有株を3年以内に1000億円以上売却し、2029年度までに1000億円以上の自己株取得を行う「改革アクションプラン」を発表しました。

株主総会に向けた展望

6月に予定されている株主総会では、フジHDとダルトンの対立が焦点となります。フジHDは、自社が「最適」と判断した11人の取締役候補を公表しており、ダルトン側の提案を受け入れない姿勢を明確にしています。

まとめ

フジHDとダルトンの対立は、企業ガバナンスや経営改革を巡る重要な問題を浮き彫りにしています。北尾氏の今後の動向や株主総会の結果が、フジHDの将来に大きな影響を与える可能性があります。

その他
最後までご覧頂きありがとうございました!もしよろしければシェアして頂けると幸いです。
最後までご覧頂きありがとうございました!もしよろしければシェアして頂けると幸いです。
riekiをフォローする

コメント

タイトルとURLをコピーしました