積立NISAは安定的・長期的な資産形成を目的とした制度ですが、投資家の中には「もう少し尖った銘柄にも分散したい」と考える方も少なくありません。特にFANG+やAI、半導体など、成長期待の高いセクターに興味を持つ方も多いでしょう。本記事では、積立NISAでも購入可能な、比較的“尖った”テーマ性のある投資信託をピックアップして紹介します。
積立NISA対象の投資信託は原則「低リスク・長期向け」
金融庁が定めた積立NISA対象商品には、信託報酬が低く、分配金が頻繁に支払われず、長期保有に適した商品という条件があります。そのため、いわゆるレバレッジ型やアクティブ色の強いテーマETFなどは対象外となっているケースが多いです。
とはいえ、一定のセクターに寄った「テーマ型インデックスファンド」もいくつか存在します。以下で具体例を見てみましょう。
FANG+に近い商品はある?グロース寄りの投資信託例
完全にFANG+を模倣する商品は少ないですが、米国グロース株中心の構成を持つ以下のような投資信託があります。
- eMAXIS Slim 米国株式(S&P500):ハイテク系も多く含む米国代表インデックス
- 楽天・NASDAQ-100インデックス・ファンド:FANG銘柄を多数含む
- iFreeNEXT NASDAQ100インデックス:よりNASDAQ100特化のファンド
これらはFANG+構成銘柄と大きく被っており、積立NISAでも購入可能な“成長株中心”の商品群として人気です。
「AI」「半導体」などの先端テーマも狙える?
SOX指数やAI関連は基本的に成長投資枠(新NISAの成長枠)で扱うETFが主流ですが、積立NISA対象の中にも一部関連性のある商品があります。
- グローバルAIファンド(ただし積立NISA非対応が多いので注意)
- iFreeNEXTシリーズ(AIや半導体色のある指数も)
基本的にはAI・SOXなど“尖った”テーマは成長投資枠向けが中心のため、積立NISAでは「セクター比率で多少偏りがあるインデックス」を活用するのが現実的です。
積立NISAで選ぶなら「テーマに偏ったインデックス型」が鍵
積立NISAでFANG+的な高成長テーマを狙う場合、NASDAQ-100やS&P500などグロース比率の高いインデックスファンドを活用するのが現実的です。逆に、テーマ特化のアクティブファンドは対象外のことが多く、選択肢としては制限があります。
また、S&P500でも構成銘柄のうち4割前後がGAFAMなどのIT企業に集中しており、結果的にFANG系に近いリターンを期待できる場合があります。
まとめ:積立NISAで攻めるなら「グロース寄りインデックス」
FANG+のような鋭いテーマを積立NISAで狙うのは難しい側面がありますが、NASDAQ-100やS&P500など、間接的にグロース株に集中投資できるインデックス型ファンドを活用するのが有効です。
積立NISAは長期投資に適した制度だからこそ、過度にリスクを取るのではなく、「構成比率でリスクを取る」発想でファンド選びをするのがポイントです。

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