「口座が凍結された」「解除には保証金が必要」といった説明を受け、数百万円単位の送金を求められたことはありませんか?これは近年多発している投資詐欺の典型的な手口のひとつです。本記事では、詐欺かどうかの見極め方と取るべき対応を具体的に解説します。
まず結論:凍結解除に保証金を求めるのは明確な詐欺
金融機関や証券会社が、口座凍結の解除条件として「10%の保証金」「48時間以内に支払え」などと迫ることは一切ありません。
このような手口は「出金トラブル型詐欺」や「海外FX・投資アプリ型詐欺」と呼ばれ、金融庁・警察庁・国民生活センターも注意喚起を行っています。
典型的な詐欺の流れとその特徴
以下のようなステップが確認されていれば、ほぼ間違いなく詐欺の可能性が高いです。
- ①投資額が短期間で大幅に増えたと表示される
- ②出金しようとすると「口座番号が誤っている」などと説明
- ③「一時凍結」とされ、解除に数十〜数百万円の保証金が必要だと迫られる
- ④交渉すると急に金額が減額される(例:300万円→100万円)
- ⑤送金先が個人口座や海外の聞き慣れない銀行
いずれも、正規の金融機関ではあり得ない対応です。
本物の証券会社や取引所はどう対応するのか
本物の証券会社や銀行であれば、口座情報の誤入力で出金ができなかった場合でも、顧客に保証金を請求することはありません。
また、凍結や本人確認に関する対応も、書面や公式窓口で正式な手続きを経るもので、メールやチャットアプリで金銭を要求することは絶対にありません。
被害を最小限にするための対応策
・絶対にお金を振り込まない(一度でも支払うと次々と追加請求される可能性あり)
・警察のサイバー犯罪相談窓口または金融庁に相談する
・被害届や「振り込め詐欺救済法」に基づく資金返還申請を検討する
被害者が多発している実例
最近ではSNSやマッチングアプリ、YouTube広告などを通じて「簡単に儲かる投資」「AI自動売買」「海外の機関口座」などをうたい、資金を振り込ませる詐欺が増加しています。
警察庁の発表でも、2023年にはこのような投資型詐欺が前年比2倍以上に増えたと報告されています。
まとめ:その投資サイト、今すぐ疑うべきサインとは
・「出金できない」「保証金が必要」と言われた時点で詐欺を強く疑うべき
・正規の機関では保証金や解除料は一切求めない
・交渉で金額が変動する・連絡先が不明確・運営元が不透明なら即中止
・早期の相談が、被害拡大防止と資金回収のカギとなります
万が一振り込んでしまった場合も、すぐに警察・金融機関へ連絡を取り、口座凍結や返金交渉を開始しましょう。

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