近年、FIRE(Financial Independence, Retire Early)を目指す人が増えています。60歳でFIREを達成し、独身のまま80歳まで生活するには、一体どれくらいの資産が必要なのでしょうか?本記事では、FIREに必要な資産額の計算方法や、支出の管理について解説します。
FIREの基本と必要な資産額の計算方法
FIREを実現するには、年間支出 × 25倍の資産を用意する「4%ルール」がよく使われます。これは、資産を年4%ずつ取り崩せば、理論上30年以上生活できるという考え方です。
例えば、年間生活費が300万円の場合、
- 300万円 × 25 = 7,500万円
が必要な資産額となります。
必要資産額のシミュレーション
60歳でFIREし、80歳までの20年間生活するために必要な資産額をシミュレーションしてみましょう。
年間生活費 | 必要資産額(4%ルール) |
---|---|
200万円 | 5,000万円 |
300万円 | 7,500万円 |
400万円 | 1億円 |
500万円 | 1億2,500万円 |
生活費によって必要な資産額は大きく変わります。どの程度の生活水準を維持するかが重要なポイントとなります。
社会保障と年金を活用する
60歳以降は公的年金の受給も視野に入れましょう。日本の年金制度では、65歳から受給開始が可能で、国民年金のみの場合でも月約6万円(年約72万円)が支給されます。
もし厚生年金に加入していた場合、受給額は増え、月15〜20万円(年180〜240万円)となることもあります。これを考慮すると、FIRE後の資産取り崩し額を減らすことができます。
FIRE後のリスク管理
FIRE後の生活では、資産の減少リスクを管理することが重要です。主なリスクとして以下のようなものがあります。
- インフレリスク: 物価上昇により生活費が増加
- 医療費の増加: 年齢を重ねると医療費負担が増える可能性
- 投資リスク: 株価暴落などにより資産が減少
これらのリスクを避けるためには、現金比率を適切に保つことや、配当収入を得られる投資を組み込むことが有効です。
まとめ
60歳でFIREを達成し、80歳まで生活するためには、以下の点を考慮する必要があります。
- 年間生活費の25倍を目安に資産を用意する
- 年金を考慮し、必要資産額を適切に計算する
- インフレや医療費のリスクを管理し、資産を適切に運用する
生活費が月20万円なら5,000万円、月30万円なら7,500万円が目安となります。FIRE後のライフスタイルをしっかり設計し、安心してセミリタイア生活を送る準備を進めていきましょう!
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こんにちは!利益の管理人です。このブログは投資する人を増やしたいという思いから開設し運営しています。株式投資をメインに分散投資をしています。
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