SBI証券やマネックス証券で投資信託を買うと複利効果が得られる?オルカン・S&P500の分配金再投資を解説

資産運用、投資信託、NISA

資産運用を始めたばかりの人にとって、「複利」という言葉は魅力的に聞こえるものです。とくに、人気の高い「S&P500」や「オール・カントリー(オルカン)」といった投資信託が、どのように複利効果を生むのかを理解することは、長期投資の戦略を考えるうえでも重要です。

そもそも複利とは?投資信託における意味

複利とは、元本に加えて得られた利益も再投資されて、さらに利益を生む仕組みのことです。雪だるま式に資産が膨らむため、長期保有するほど大きなリターンが期待できます。

たとえば、年利5%で100万円を複利運用した場合、20年後には約265万円になります。単利だと200万円にしかなりません。

オルカンやS&P500投信は自動的に複利になるのか?

「eMAXIS Slim 全世界株式(オルカン)」や「SBI・V・S&P500インデックス・ファンド」などは、分配金を出さずに自動的に再投資する『再投資型』の商品です。

つまり、投資家が特別な操作をしなくても、ファンド内部で得られた配当金や利息が再投資される仕組みになっており、自然に複利運用が行われます。

証券会社による違いはある?

SBI証券やマネックス証券など、どのネット証券を使っても、購入した投資信託の商品タイプが『再投資型』であれば、複利効果は同様です。

ただし、『分配型』の投資信託を選んでしまうと、自動的に利益が受け取られてしまうため、複利効果が得られなくなります。

複利効果の実例シミュレーション

例えば、月1万円を年利7%で30年間積み立てると、以下のような結果になります。

運用期間 積立総額 複利運用後の資産
10年 120万円 約170万円
20年 240万円 約490万円
30年 360万円 約1,010万円

これが複利の力です。元本が増えるほど、再投資される金額も増え、加速度的に資産が成長します。

注意点:すべての投信が複利になるわけではない

再投資型投信=複利という前提は正しいですが、分配金が頻繁に支払われる『毎月分配型』などは複利の恩恵がほぼ得られません。購入前には「分配方針」を必ず確認しましょう。

また、信託報酬などの手数料が高すぎると、複利効果が減衰する点にも注意が必要です。

まとめ:投資信託の選び方次第で複利効果は最大化できる

SBI証券やマネックス証券でS&P500やオルカンといった再投資型の投資信託に投資していれば、特別な手続きをせずとも複利効果が自動的に働いています。長期投資で資産を増やしたいなら、この仕組みを活かすことが重要です。

商品選びの際は「再投資型」であるか、「手数料は低いか」に注目して、効率的な資産形成を目指しましょう。

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