仮想通貨の損益計算をやさしく解説|初心者向けビットコインの利益の出し方

資産運用、投資信託、NISA

仮想通貨の取引では、購入価格と売却価格の差額によって損益が発生します。しかし、初めてだと計算方法がわかりにくいものです。この記事では、ビットコインを例にとって利益の出し方を初心者にもわかりやすく解説します。

1. 利益の基本的な考え方

仮想通貨の利益(キャピタルゲイン)は、売却価格 − 購入価格で求められます。ビットコインのような価格変動の大きな資産では、この差が大きな収益や損失につながることがあります。

購入したビットコインの量に応じてこの差額を掛け算することで、実際の利益額が算出されます。

2. 今回の具体的な取引内容

  • 購入時の1BTC価格:15,262,000円
  • 購入金額:198,000円
  • この時点での取得BTC量:198,000 ÷ 15,262,000 ≒ 0.012974 BTC
  • 売却時の1BTC価格:15,269,000円

ここから、保有していた0.012974 BTCを15,269,000円で売却した場合の金額を計算します。

3. 利益の計算方法と式

売却価格 = 0.012974 × 15,269,000円 = 約198,090円

利益 = 売却価格 − 購入価格 = 198,090円 − 198,000円 = 約90円

つまり、この取引での実際の利益は約90円です。

4. 損益の計算における注意点

  • 手数料がかかる取引所では、売買手数料分を考慮する必要があります。
  • 税金の計算にあたっては、年間の取引損益を合算し、雑所得として申告する必要があります(20万円超の場合)。
  • 購入単価や売却単価は1BTCあたりで表示されるので、自分が保有している数量を正確に把握することが重要です。

5. よくある初心者の誤解

「ビットコイン価格が7,000円上がった=7,000円儲かった」と考えてしまう方がいますが、実際には保有量に応じた金額で損益が決まります。

たとえば、0.01BTCしか保有していないのに1BTCが7,000円上がっても、自分の利益は「0.01 × 7,000 = 70円」にすぎません。

まとめ

仮想通貨の利益は「保有量 × 売買差額」で計算されます。購入価格と売却価格の差だけに注目するのではなく、自分が保有しているBTCの数量に応じて計算することが重要です。今回のケースでは、約90円の利益という結果になりました。小さな取引でも正確な計算を行う習慣をつけることで、将来的な大きな損益管理にも役立ちます。

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