SBI証券の投資信託で手数料が発生するケースとは?口座種別や銘柄ごとの違いを徹底解説

資産運用、投資信託、NISA

投資信託をSBI証券で購入する際、「基本は手数料無料」と思っていたのに、気づかぬうちに手数料が差し引かれていた経験がある方もいるかもしれません。実は、SBI証券でも銘柄や購入方法、口座の種類によっては手数料が発生することがあります。この記事では、SBI証券の投資信託で手数料がかかるケースを詳しく解説します。

投資信託の手数料の種類

投資信託にかかる主な手数料は以下の3つです。

  • 購入時手数料:買うときにかかる手数料。0%のものも多い。
  • 信託報酬:保有している間に間接的に支払うコスト。運用資産から差し引かれる。
  • 信託財産留保額:売却時にかかることがある費用。

この中でも「購入時手数料」はSBI証券で気にされやすいポイントです。

SBI証券の「手数料無料」はすべての投資信託に適用される?

SBI証券では、多くの投資信託が「ノーロード(購入時手数料無料)」となっていますが、すべてではありません。たとえば、同じ大和Jリートでも、特定口座での購入は手数料が発生し、NISA口座では無料というようなケースもあります。

この違いは、銘柄ごとの設定やSBI証券側の販売形態によって生じます。また、NISA口座では金融庁の方針により、手数料無料の商品が優遇される傾向があります。

手数料がかかる銘柄の見分け方

購入前に確認できるポイントは以下の通りです。

  • 銘柄ページの「購入時手数料」欄:ここで具体的な手数料率(例:1.1%)が記載されています。
  • 「ノーロード」と記載されていない商品:手数料がかかる可能性が高い。
  • SBI証券の「手数料無料ファンド特集」に掲載がない場合も要注意。

例として、大和Jリートの一部クラス(「毎月分配型」など)では、販売時に購入時手数料が設定されていることがあります。

同じファンドでもNISAと特定口座で異なる理由

NISA(少額投資非課税制度)では、非課税の恩恵を受ける代わりに、利用できる銘柄に制限があります。特につみたてNISAでは、金融庁が選定した低コスト・長期保有向けファンドのみが対象です。

そのため、NISA口座では「手数料無料」の商品しか買えないようになっており、同じ銘柄でも「販売会社(SBI証券)」側がNISA向けだけ手数料をカットしているケースも存在します。

手数料を避けるための賢い選び方

1.「ノーロード」表記をチェック:SBI証券の検索機能で「ノーロード」に絞って検索する。

2.つみたてNISA対象ファンドを参考にする:金融庁が推奨するファンドは低コストに厳格な基準があるため、コスト面で安心。

3.銘柄の運用報告書や交付目論見書を見る:手数料の詳細や改定履歴が載っています。

まとめ:手数料は「ゼロ」とは限らない。確認が大切

SBI証券では多くの投資信託が購入時手数料無料ですが、すべての銘柄に当てはまるわけではありません。特定口座とNISA口座で同じ銘柄でも手数料が異なることがあるため、購入前に必ず確認しましょう。投資の成功には、手数料というコストに敏感であることが重要です。

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