親から相続した日本株があるものの、「ほふり(ほふり登録)」に放置されているというケースは実は少なくありません。証券口座に移管すれば、株式を売買したり、運用を始めたりすることが可能です。本記事では、初心者の方でもわかりやすく、株の移管手続きや楽天証券などでの運用方法について解説します。
「ほふり」とは?登録株の状態について知ろう
「ほふり」とは、証券保管振替機構(正式名:ほふり)のことを指し、株式をペーパーレスで管理するための機関です。相続した株がほふり登録されているということは、証券会社の口座ではなく、直接ほふりに預けられている状態を意味します。
この状態では株式の売買はできませんが、配当金の受け取りは可能であり、半年に1回などのタイミングで振り込まれる仕組みです。
株式を楽天証券などで運用するには?手続きの流れ
株式を売買可能にするためには、証券会社の口座へ株を移管(名義変更)する必要があります。以下が基本的な流れです。
- 楽天証券などで証券口座を開設する
- 「特定口座」または「一般口座」を選択(初心者には特定口座が便利)
- 口座開設後、「株式移管(名義書換)」の依頼をする
- 相続関係書類(戸籍謄本や遺産分割協議書など)を提出
証券会社によって手続きの様式や提出書類は若干異なりますが、楽天証券では「他社保管株式の移管」ページから申請用紙を取り寄せられます。
移管完了後にできること
無事に楽天証券などの口座に株式が移管されると、次のようなことが可能になります。
- インターネット上でリアルタイムに株価をチェック
- 株式を売却して現金化
- 他の銘柄を買ってポートフォリオを組む
- 株主優待や配当の情報を簡単に把握
スマホアプリでも操作ができるようになるため、投資初心者でも気軽に株式管理が行えるようになります。
初心者におすすめのスタートガイド
楽天証券では初心者向けに「はじめての株式投資」や「マネー学習コンテンツ」が豊富に提供されています。移管後は、いきなり売買を始めるのではなく、投資の基本やリスクの取り方を学ぶところからスタートすることをおすすめします。
たとえば「つみたてNISA」や「インデックス投資」なども検討に値します。リスクを抑えつつ、安定的に資産を増やす選択肢もあります。
実例:Aさんの場合
70代の父親から株を相続したAさん(40代)は、長らく放置していたものの、配当金が入ることに気づいて楽天証券に口座を開設。戸籍謄本や相続書類を準備し、株式を無事に移管。現在は投資信託と合わせて長期投資を開始しています。
「相続株を活用して老後資金づくりを始められたのが大きかった」と話します。
まとめ:相続した株式は「放置せず、活用」することがカギ
相続によって取得した株式は、配当金だけでなく売買によって資産活用も可能です。楽天証券などのネット証券を活用すれば、低コストで簡単に運用を始めることができます。
まずは証券口座の開設と、名義変更・移管の手続きを行いましょう。少しの行動で、資産形成の第一歩が踏み出せます。

こんにちは!利益の管理人です。このブログは投資する人を増やしたいという思いから開設し運営しています。株式投資をメインに分散投資をしています。
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