FX(外国為替証拠金取引)は、成功すれば月に数百万円を稼ぐことも理論上は可能です。しかし、「稼げるのに、なぜあえて稼がないのか?」という疑問は、これからFXを始めようとする人にとって非常にリアルな関心事です。本記事では、プロや上級トレーダーがなぜ稼ぎすぎないのか、実際の稼ぎの現実、そして慎重な資金管理の背景について解説します。
月200万円~300万円稼ぐFXトレーダーは本当に存在する?
答えはYES。専業・上級者の中には、数年の経験を経て月300万円以上の利益を安定して出す人もいます。
たとえば1,000万円以上の資金を運用して、日々数pips〜数十pipsを狙い、1トレードあたり数十万円の利益を積み上げることで、月300万円に到達するのは理論的には十分可能です。
ただし、これはごく一部の熟練者に限られた話であり、初心者がいきなり目指すものではない点に注意が必要です。
なぜ「わざと」稼がないようにしているのか?
実は、勝っているトレーダーほど「リスク管理を最優先」にしています。彼らが無理に稼がない理由は大きく分けて以下のとおりです。
- メンタル負荷の回避:ロットを上げすぎると精神的負担が激増し、判断が狂いやすくなる
- 資金の守り:利益を最大化するより、「資金を減らさない」ことを最優先
- 課税回避:年間の利益が増えると税金(分離課税20.315%)も増えるため、調整する人もいる
つまり、「あえて稼がない=リスクを取らない戦略」という考え方があるのです。
生活に必要なだけ稼げばいい、という考え方
FXで安定して勝てる人の中には、「月50万〜100万円あれば十分」と考え、それ以上は無理にトレードしない人もいます。
実際にSNSなどで月300万稼いでいるように見える人でも、トレード日数は月に10日だけだったり、あえて午前中だけしか取引しないなど、ペースを落として長期的に継続できるスタイルを優先しています。
大きく稼ぐと見せかけて、リスクが高まる罠も
見た目の収益が大きいトレーダーでも、実際はレバレッジ過多で綱渡りのような状態であるケースも存在します。大きな利益を狙って無理なポジションを取り続けると、一回の損失で大きく資金を失う可能性があります。
一部のトレーダーがSNSで豪快な収支報告をしていることもありますが、本当に勝ち続けている人は静かに淡々と稼いでいることが多いのです。
まとめ:FXでの収益は「稼ぐ力」より「守る技術」
・月300万円稼ぐトレーダーは確かに存在するが、ほんの一部
・多くの勝ち組はリスクを抑えるためにあえてロットやトレード頻度を抑えている
・税金やメンタル負荷も、過度な利益追求を避ける理由の一つ
FXは短期間で大金を得られる可能性がある一方で、継続的に勝つためには「稼ぐ力」よりも「守る意識」の方が重要だということを忘れてはいけません。

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