お子様がシドニーへ留学される方にとって、円をオーストラリアドル(AUD)にどこでどのように換金するのが最もお得かは重要なポイントです。為替手数料の違いや換金タイミングによって、数万円単位の差が出ることも。この記事では、留学準備に役立つ為替の知識と賢い両替の方法を解説します。
為替レートと手数料の基本を知ろう
両替には必ず「為替手数料」が含まれています。実際の為替レートより不利なレートで取引されることで、差額が手数料として取られる仕組みです。銀行や空港、金券ショップなどで提示されているレートには、あらかじめこの手数料が加味されています。
たとえば市場のレートが1AUD=100円でも、両替所では1AUD=103円などで取引される場合があります。この3円の差が手数料に相当します。
日本国内での両替:安心だが割高なケースが多い
大手銀行(三菱UFJ、みずほ、三井住友など)では日本円から豪ドルへの両替が可能ですが、為替手数料は1AUDあたり3~5円程度と比較的高めです。空港の両替所も利便性は高いものの、手数料はさらに割高になりがちです。
一方、東京・大阪などの都市部にある金券ショップでは、銀行よりもやや良いレートで両替できる場合があります。複数店舗を比較して選ぶのがコツです。
オーストラリア現地での両替:レートが良いが注意も必要
現地の両替所(TravelexやMoney Exchangeなど)は、レートが比較的良好な傾向にあります。ただし、大きな現金を持ち込むリスクや、場所によっては手数料が高めのところもあるため、注意が必要です。
また、現地ATMで国際キャッシュカードやデビットカードを使って引き出す方法もありますが、こちらは為替手数料+ATM利用料が発生します。カード会社によって異なりますが、総じて割安なケースもあります。
最もお得な方法は「マネー送金×現地口座」
留学期間が長く、現地に銀行口座を開設できる場合は、海外送金サービスを活用するのが最もコスト効率のよい方法です。Wise(旧TransferWise)やRevolutなどのフィンテック系サービスを使えば、銀行より圧倒的に低い手数料で送金が可能です。
例えばWiseでは、実勢レート(中値)に近いレートで送金され、手数料も明確に表示されるため安心です。娘さん名義のオーストラリア口座が開設できれば、日本から直接送金して、現地でATM引き出しやカード決済に使うことができます。
留学中の支払いはカード活用も有効
現地での生活費は、国際ブランド付きデビットカード(例:Sony Bank WALLET、三井住友VISAデビット)やプリペイドカード(例:Wiseカード)を使えば、為替レートに優れた支払いが可能です。
クレジットカードを持たせる場合は、利用明細を家族で確認しやすいものを選び、利用限度額に注意を払いましょう。紛失や盗難時の対応が迅速な会社を選ぶことも大切です。
まとめ:用途とタイミングで最適な両替手段を選ぶ
円からオーストラリアドルへの両替は、「留学の期間」「現地での生活スタイル」「日本とオーストラリアの金融インフラの使いやすさ」などを考慮して決めるのが賢明です。大金を一括で現金にするのではなく、少額ずつ必要に応じて換金・送金する方法も、為替リスクを分散できます。
出発前には、為替レートの傾向や送金手数料をしっかり比較し、ご家庭にとって最も合理的な方法を選んで準備を進めましょう。

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