ソニーグループからの現物配当でソニーフィナンシャルグループ(SFGI)の株式を受け取ったものの、評価損益がマイナス表示されているとのこと。これは、2025年9月29日に実施されたスピンオフと上場に伴う株価変動が影響しています。
ソニーFGのスピンオフと上場
2025年9月29日、ソニーグループは金融事業を分離し、ソニーフィナンシャルグループ(SFGI)を東京証券取引所プライム市場に上場させました。上場初日の初値は205円で、流通参考値段150円を上回る結果となりました。
評価損益がマイナスになる理由
ソニーグループ株主には、保有するソニー株1株につきSFGI株1株が現物配当として分配されました。しかし、SFGIの上場初値が150円を下回ると、評価損益がマイナスとなる可能性があります。これは、SFGI株の市場価格が取得価額を下回るためです。
評価損益の表示について
証券会社によっては、スピンオフ後の評価損益が正確に反映されていない場合があります。特に、権利落ち日(2025年9月29日)以降に評価損益が急激に変動することがあります。これは、ソニー株の価格がSFGI株の分配分だけ下落するためです。
今後の対応と注意点
評価損益がマイナスで表示されている場合でも、実際に損失が確定するわけではありません。SFGI株の売却時に初めて譲渡益または譲渡損失が発生します。したがって、現時点での評価損益に一喜一憂せず、長期的な視点で投資判断を行うことが重要です。
まとめ
ソニーグループからの現物配当でSFGI株を受け取った場合、評価損益がマイナスで表示されることがありますが、これはスピンオフと上場に伴う一時的な現象です。実際の損益はSFGI株の売却時に確定しますので、冷静に状況を見守ることが大切です。

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