ローソク足の色がサイトごとに違う理由とは?株価チャートの色設定の違いとその背景を解説

株式

株式投資において欠かせないテクニカル分析の基本ツール「ローソク足チャート」。しかし、証券会社のサイトやチャートアプリによって、陽線と陰線の色がバラバラで戸惑ったことはありませんか?本記事では、なぜチャートの色が異なるのか、そしてどちらが正しいということはあるのかを詳しく解説します。

ローソク足の基本:陽線と陰線の意味

ローソク足は、ある一定期間(たとえば1日や1時間)の株価の動きを視覚的に表すもので、始値・終値・高値・安値の4つの情報を1本の足で示しています。

陽線は「終値が始値より高い」=値上がりを示し、陰線は「終値が始値より低い」=値下がりを示します。

チャートの色が違うのはなぜ?主要サイトごとの違い

実はローソク足の「色」には統一された国際的ルールはなく、各サイトやアプリ、証券会社の独自の仕様に基づいています。

  • 松井証券:陽線=赤、陰線=緑
  • トレーディングビュー(TradingView):陽線=緑、陰線=赤(デフォルト設定)
  • SBI証券:陽線=赤、陰線=青

このように、どれが正しいというわけではなく、ユーザーの視認性や文化的慣習によって異なる配色が用いられています。

色の違いはどう受け止めるべき?慣れとカスタマイズの活用

たとえば、アメリカをはじめとする英語圏では「赤=損」「緑=得」という表現が一般的であるため、TradingViewなどでは緑が陽線、赤が陰線と設定されています。

一方、日本の多くの投資家にとっては「赤=上昇」「青や緑=下降」と見なす習慣があります。これにより、日本の証券会社では赤が陽線という配色が多いのです。

TradingViewやMetaTraderなどのチャートアプリでは、ユーザーが色設定を自由に変更可能です。慣れた配色に合わせることで、混乱を避けることができます。

色に惑わされないために:チャートの見方の本質を理解する

色が違っても、ローソク足そのものの意味は同じです。大切なのは「始値と終値の位置関係」と、「ヒゲ(高値・安値)」の読み取りです。

表示設定はあくまで補助的なもので、価格推移のパターンやトレンドをどう捉えるかが本質です。色にばかり惑わされず、チャートの構造と意味を理解しましょう。

まとめ:色の違いは“仕様の違い”と割り切って使いこなす

ローソク足の配色は各サイト・アプリの仕様によって異なるため、「どちらが正しい」といったことはありません。自分が見やすい配色にカスタマイズし、チャートの構造や意味を正確に理解することが投資判断において最も重要です。

違いを理解し、慣れと知識で自信を持ってチャート分析に取り組んでいきましょう。

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