2024年から始まった新NISA制度は、年間最大360万円、非課税保有限度額1,800万円という大きな非課税枠が特徴です。この制度を早期からフル活用できれば、資産形成において大きなアドバンテージとなります。この記事では、23歳から27歳で新NISAに満額投資することが「早い」と言えるのか、またそれがどれだけ有利かを具体的に解説します。
新NISAの枠を最速で使い切るとはどういうことか?
新NISAは「つみたて投資枠(年間120万円)」と「成長投資枠(年間240万円)」の2つで構成され、年間最大360万円まで非課税投資が可能です。これを5年間続けることで、合計1,800万円の非課税枠をフルに活用することができます。
つまり、23歳から27歳の5年間で毎年360万円を投資し続けることができれば、最速で非課税枠を埋め切る計算になります。これは平均的な若年層にとっては非常に高い水準です。
若いうちに新NISAを満額活用するのは「かなり早い部類」
実際、20代で年間360万円を投資に回せる人は少数派です。新社会人の年収や可処分所得を考えると、多くの人が年間数十万円〜100万円程度の積立が限界であることが一般的です。
よって、23歳から27歳の間に毎年満額投資できるというのは、非常に計画的かつ高収入であるか、または節約志向が強く明確な目標を持った人に限られ、「かなり早い方」と言って差し支えありません。
若いうちに投資を始めるメリットとは
1. 複利の効果が長期間働く
たとえば、年利5%で運用し30年間放置すると、1,800万円は約7,800万円以上に成長する可能性があります。運用期間が長いほどリスクを均せるため、若くして投資を始めることで大きな恩恵を得られます。
2. 投資経験を早期に積める
早期に資産運用に触れておくことで、相場の波や感情との向き合い方に慣れ、長期目線での判断力を身につけることができます。これも若いうちに投資を始める大きなメリットです。
無理なく投資を続けるためのポイント
1. 無理のない投資額を設定する
最速で満額を目指すことは素晴らしいですが、生活を圧迫しては元も子もありません。まずはつみたて投資枠だけでも始め、余裕が出たら成長投資枠に広げていく形でも十分です。
2. 自動積立やクレカ積立の活用
楽天証券やSBI証券では、クレジットカードを使った自動積立が可能で、ポイントも貯まるため投資効率が上がります。若年層の節約志向にもマッチした方法です。
実際の若年層の投資状況と比較してみよう
金融庁や各証券会社のデータによると、20代の平均投資額は年間30〜50万円程度にとどまっています。これと比較して毎年360万円を投資できるというのは、少なくとも上位5%以内に入る水準です。
実例として、社会人3年目で年収500万円の方が家賃や生活費を節約しながら、年間200万円以上を投資に回しているというケースもありますが、それでも満額までは難しいという声が多く聞かれます。
まとめ:23〜27歳での新NISA満額投資は「非常に早く、有利」
23歳から27歳で新NISAを満額投資できるというのは、投資開始年齢・投資額の両面で見て非常に早い部類に入ります。そして、その早さは資産形成において大きなアドバンテージとなります。
とはいえ、焦らず自分のペースで無理のない運用を続けることが最も重要です。将来の資産形成に向けて、少しずつでも積み上げていくことが、最終的には大きな差を生みます。

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