銀行で勧められた投資信託が思うように成績を出さず、さらにその後の対応に疑問を感じる──投資初心者の方にとっては特にショックが大きい場面です。この記事では、高額な手数料の商品を勧められた経緯や、その後の対応に不信感を持った場合の具体的な対応策について解説します。
銀行の投資信託はなぜ高コストなのか
銀行が販売する投資信託には、販売手数料や信託報酬が高めの商品が多く含まれています。これは、銀行が販売手数料収入を目的とした営業方針を採っている場合があるからです。
実際に、銀行窓口では「今一番売れている商品です」「長期で見れば上がる商品です」といったセールストークが使われることが多く、投資初心者にとっては判断が難しくなりがちです。
不信感を持ったときの対応は?
一度契約した商品であっても、その後の対応に疑問を持った場合は以下のようなステップを取りましょう。
- ① 他の金融機関でセカンドオピニオンを得る:証券会社やIFA(独立系ファイナンシャルアドバイザー)に商品評価を依頼すると客観的なアドバイスが得られます。
- ② 運用実績と手数料を再確認する:投資信託の月次レポートや目論見書を読んで、納得できる商品かを判断しましょう。
- ③ 継続保有か、損切りかを自分で決断する:銀行任せにせず、自分で判断基準を持つことが重要です。
銀行員の対応が信頼できないと感じたら
「損切りして別の商品に乗り換えましょう」というアドバイスが、また高額な手数料の商品である場合、それは顧客の利益よりも銀行側の手数料収入を優先している可能性があります。
このような場合は、「販売方針に問題がないか」を、銀行の苦情相談窓口や金融庁の金融サービス利用者相談室などに相談することも検討すべきです。
今後の投資方針を見直すポイント
過去の投資判断がどうであれ、今後に活かすことが大切です。以下のような観点で投資方針を見直してみてください。
- 長期・分散・低コストの基本を守る
- 毎月一定額を積立てる「つみたてNISA」の活用
- ネット証券での自分で選ぶ投資信託購入(例:eMAXIS Slimシリーズなど)
仮に今後も銀行と付き合うとしても、「金融商品はネット証券、自動引落は銀行口座」というように使い分けることも可能です。
実例:同様の経験をした人の対応例
ある50代の投資初心者は、銀行員のすすめで購入した毎月分配型投資信託が元本割れとなり、対応にも不信感を持ちました。その後、ネット証券で低コストのインデックスファンドへ切り替え、つみたてNISAでコツコツと積立投資を始めたところ、数年後には資産が安定的に成長していったという事例があります。
また別の方は、購入時の説明と違うと感じたため、銀行に「説明義務違反ではないか」と正式な苦情を申し立て、商品の乗り換え提案を断り、それ以降の付き合いは通帳管理のみに絞ったという例もあります。
まとめ:投資は自己責任、でも情報武装は必須
銀行の言いなりにならず、自分自身で判断するための知識と視点が投資には求められます。もし、すでに購入した投資信託が自分に合っていないと感じるのであれば、他の金融機関や専門家に相談することも重要です。
信頼できるアドバイザーを持つこと、情報収集を怠らないことが、将来の資産形成の大きな力になります。これを機に、投資スタイルと金融機関の付き合い方を見直してみてはいかがでしょうか。

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