インターネット証券を利用する上で、セキュリティは最重要事項のひとつです。楽天証券ではログイン時に多要素認証(画像認証・数字認証)を導入していますが、「自分の環境では2個しか出ない」「4個入力になるはずでは?」と不安を感じている方も少なくありません。本記事では、楽天証券の多要素認証の仕組みと設定変更の方法、安全性を高める実践的なポイントについて解説します。
楽天証券の多要素認証とは?
楽天証券のログイン時には、ID・パスワードの他に、事前に登録された「画像選択式の認証(絵柄認証)」と「数字入力式の認証(数字認証)」が実装されており、これらは二要素認証の一環としてセキュリティ強化に寄与しています。
2023年後半以降、セキュリティ強化の一環として認証ステップが「4個」(絵柄2個+数字2個)になるとアナウンスされましたが、実際の挙動は利用環境によって異なることがあります。
ログイン時に認証が2個しか出ない理由
ログイン時に絵柄認証のみ(2個)の表示でログインできてしまう場合、以下の理由が考えられます。
- 旧認証方式がそのまま適用されている(変更未適用)
- セキュリティ設定が自動更新されていない
- ログイン端末やブラウザの設定が影響している
- スマホアプリとWeb版で設定が異なる
実際に、PCのブラウザ版では2個しか表示されないが、スマホアプリでは4個の認証を求められるというケースも報告されています。
認証設定を確認・変更する方法
楽天証券の認証方式をより強固にしたい場合、以下の手順で設定の確認および変更が可能です。
- 楽天証券のログイン後、マイメニューから「セキュリティ設定」を選択
- 「ログイン認証の設定確認・変更」ページにアクセス
- 「追加認証項目(画像・数字)を有効にする」にチェックが入っているか確認
- チェックがオフなら有効化し、保存して再ログイン
また、セキュリティ設定変更後は、反映に数時間~24時間かかることもあるため、即時反映されない場合は時間を置いて再度確認しましょう。
実例:2個しか表示されなかった原因と解決まで
ある利用者は、6月以降もログイン時に絵柄2個しか表示されず、「数字認証が出ない」と疑問を持ちました。確認したところ、セキュリティ設定の「追加認証」が未設定のままだったことが判明。設定を有効にして再ログインすると、絵柄2個+数字2個の計4個認証が有効化されていました。
また、別の例では、スマートフォンでの楽天証券アプリでは4個の認証が表示されていたが、PCでは2個のまま。これはブラウザのクッキーやキャッシュが影響していたようで、キャッシュ削除後に正しく表示されるようになりました。
それでも変更できない場合の対処法
設定を確認しても変更ができない、または認証方法が選べない場合には、以下の対応がおすすめです。
- 楽天証券の公式サポートに問い合わせる
- セキュリティのため、一度ログイン履歴や端末登録のリセットを行う
- 推奨ブラウザ(Google ChromeやEdge)を使用し、JavaScriptやCookieが有効であることを確認
また、パスワードマネージャーやブラウザの自動入力機能がログイン処理を妨げる場合もあるため、一時的に無効化して試してみるのも有効です。
まとめ:多要素認証は「設定」で強化できる
楽天証券の多要素認証は、ユーザー自身の設定により「2個認証」から「4個認証」へと強化することが可能です。セキュリティは自分の資産を守る最後の砦。気づいた今こそ、設定の確認と見直しを行い、安心して資産運用を続けていきましょう。
不明点があれば、楽天証券のサポートに相談することで、最新情報や個別対応も受けられます。

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