トレードにおいて「リスクリワード1:1」は一見シンプルですが、勝率との組み合わせ次第で大きく収益が変わってきます。この記事では、リスクリワードと勝率のバランスを具体例で解説し、どのような条件で安定的に利益が出せるのかを考察します。
リスクリワード1:1の基本とは?
リスクリワード比率1:1とは、例えば「1万円の損失を許容する代わりに1万円の利益を狙う」ような取引です。損益が同額であるため、勝率が50%を超えれば理論上は利益になります。
つまり、損益が均衡しているため、「勝率が鍵」になります。このバランスを理解することは、安定したトレードの第一歩です。
勝率55%でリスクリワード1:1だとどうなる?
仮に1回あたりの利益・損失が1万円で、100回トレードしたとすると、
- 勝ち回数:55回 → +55万円
- 負け回数:45回 → -45万円
→ 合計利益:+10万円
このように、たった5%の勝率の差でも、トータルではプラスになります。ただし、連敗が続く場面では精神的に辛く感じることもあるため、メンタル面の管理も重要です。
勝率60%で収益はどうなる?
同じく100回トレードで勝率60%の場合。
- 勝ち:60回 → +60万円
- 負け:40回 → -40万円
→ 合計利益:+20万円
このように、わずか5%勝率を上げるだけで、利益額は倍になります。リスクリワードを変えずに、エントリー精度を高めることで収益性は大きく向上します。
勝率70%の世界は?
勝率70%となると、
- 勝ち:70回 → +70万円
- 負け:30回 → -30万円
→ 合計利益:+40万円
この水準になると、トレードは「勝ちが当たり前」に感じられる状態となり、心理的な負担も軽減されます。とはいえ、これほどの勝率を安定して出すには、相場の深い理解と戦略の最適化が不可欠です。
リアルトレードとデモトレードの違い
「勝てないならデモ口座で練習した方がいいのでは?」という意見もありますが、それは一理あります。ただし、リアルトレードでないと感じられない“本物のプレッシャー”があるのも事実です。
たとえば、1万円を失う恐怖を経験することで、損切りの大切さを本当に理解できることもあります。最初は少額でもリアルで実践しながら学ぶのが効果的です。
資金管理も利益に直結する
リスクリワードが1:1であっても、1回の取引で資金の5%以上を賭けていると、連敗時に大きな損失を抱えるリスクがあります。「1回の損失は口座資金の1~2%以内」に抑えるのが基本です。
これにより、大きなドローダウンを回避し、長期的にトレードを継続できます。
まとめ:勝率と資金管理がリスクリワード1:1でも収益を生む鍵
リスクリワード1:1は決して不利ではありません。勝率が55%を超えればトータルではプラスになり、60%以上なら安定的に資金が増えていきます。
そのためには、戦略の精度を高める努力と、損失を抑える資金管理の徹底が欠かせません。リアルとデモを上手に使い分け、自分に合ったトレードスタイルを確立していきましょう。

こんにちは!利益の管理人です。このブログは投資する人を増やしたいという思いから開設し運営しています。株式投資をメインに分散投資をしています。
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