FANG+関連の投資先として注目されている「iFreeNEXT FANG+インデックス」と「iFreeETF FANG+」ですが、同じ指数を追いかけているにもかかわらず、日々の値動きが異なることがあります。本記事ではその理由と、どちらが初心者に向いているかをわかりやすく解説します。
iFreeNEXT FANG+インデックスとiFreeETF FANG+の基本的な違い
「iFreeNEXT FANG+インデックス」は投資信託であり、「iFreeETF FANG+」はETF(上場投資信託)です。どちらもNASDAQのFANG+指数に連動するよう設計されていますが、仕組みや価格の付き方が異なるため、パフォーマンスにズレが生じることがあります。
投資信託は1日に一度基準価額が決まり、翌営業日に反映される仕組みです。一方ETFは株式市場でリアルタイムに売買されるため、その日の需給や為替などに影響されやすくなります。
なぜ値動きが違う?ズレが生まれる主な理由
主な要因には以下のようなものがあります。
- 算出タイミングの違い:投資信託は基準価額が1日1回、ETFは市場価格がリアルタイムで変動します。
- 為替レート:米ドル建ての資産を日本円で評価するため、同じ日でも為替の影響で差が出ることがあります。
- 売買の需給バランス:ETFは市場の需給にも左右され、理論価格とズレが出ることがあります。
たとえば、米国市場でFANG+指数が2%上昇した日でも、日本市場のETFが円高の影響を受けて+1.2%にとどまることがあります。逆に、投資信託は前日の米国市場の動きを反映するため、時間差によるズレも起こります。
初心者は投資信託とETFどちらを選ぶべき?
投資初心者には、手間が少なく自動で積立できる「投資信託」の方が向いていると言えるでしょう。中でも、つみたてNISA対応の商品であれば、非課税メリットも享受できます。
ETFは売買のタイミングや価格を自分で判断できる人に向いていますが、指値や為替の判断などが必要なため、やや上級者向けです。
実際の値動きの比較例
以下はある日の実例です。
商品名 | 変動率 |
---|---|
iFreeNEXT FANG+インデックス(投信) | +2.32% |
iFreeETF FANG+(ETF) | +1.16% |
このように、同じ指数に連動していても、タイミングや計算方法の違いで結果に差が出るのは自然なことです。
まとめ:どちらを選んでも「正解」、目的に合わせて使い分けよう
投資信託とETFは、似ているようで使い方が異なります。価格のズレがあるからといって、どちらが劣っているということではなく、「投資スタイルに合っているかどうか」が選ぶポイントになります。
初心者であれば、まずは投資信託から始めて、将来的にETFにもチャレンジするステップアップもおすすめです。

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