インド株投資信託が下落中…長期運用で押さえるべきポイントと今後の見通し

株式

近年、インド経済の成長期待からインド株式市場に注目が集まり、「インドフォーカス」などのインド株投資信託を購入する投資家が増えています。しかし、期待とは裏腹に短期的な下落を経験し、不安を感じる方も少なくありません。本記事では、インド株投信の特徴、下落要因、今後の見通し、そして長期投資家としての向き合い方について解説します。

インド株投信の基本と「インドフォーカス」の特徴

インド株投信は、インドの上場企業やインフラ関連企業などに分散投資する商品です。特に「インドフォーカス」は、インドの成長性を背景に、テクノロジー・金融・消費関連など幅広い業種に投資しています。

インドの人口増加、若年層の多さ、デジタル化の進展などが将来的な成長要因として挙げられており、長期的には有望とされています。

直近の価格下落の主な原因

2023年後半〜2024年にかけて、インド株投信の価格が下落した主な理由には以下が挙げられます。

  • 米国の利上げ継続による新興国からの資金流出
  • インド国内の選挙や政策不透明感
  • 一部銘柄のバリュエーション過熱感の調整

たとえば、インドの大手IT企業TCSやインフォシスが世界景気鈍化を背景に売られたことも指数に影響しました。

長期視点で見るインド市場の成長性

インドはGDP成長率が6〜7%台と高く、人口14億人のマーケットを背景にした消費拡大、都市インフラ投資、IT・製薬産業の輸出成長が期待されています。

実際、2010年代にも一時的な下落局面を挟みつつ、10年単位で大きく上昇した実績があります。短期の変動よりも「数年〜10年以上の目線」が重要です。

含み損にどう向き合うか?心理的対策と戦略

含み損を抱えると焦りがちですが、長期投資では「途中の値下がり」はよくあることです。以下の対処法が効果的です。

  • 資金に余裕があるなら積立継続:平均取得単価が下がる
  • 生活資金と分けた投資:感情的な売買を防ぐ
  • 半年ごとの振り返り:日々の価格に一喜一憂しない

たとえば、2020年のコロナショック時に一時含み損30%以上となった投信も、翌年には元本超えしたケースもあります。

他の資産と組み合わせて分散投資も視野に

インド株投信に限らず、1資産への集中投資はリスクも伴います。米国株や全世界株、日本のインフラファンドなど、相関の低い資産を併用することで、リスクを抑えることが可能です。

例:インド株投信60%+全世界株式投信30%+現金10%のように、下落時にもポートフォリオ全体で耐えられる設計が望ましいです。

まとめ:インド投信は焦らず長期目線を維持しよう

インド株投信は短期的な下落に直面することもありますが、インド経済の構造的な成長力を考えると、長期投資家にとっては有力な選択肢となり得ます。

大切なのは、感情で売買せず、目的や期間に応じた資産配分を守ること。含み損を抱えても、冷静に戦略を見直すことで、将来的にプラスに転じる可能性は十分にあります。

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