株の権利確定日に売却しても配当金を受け取ることができるか?

株式

株式投資を行っていると、権利確定日を迎えるときに配当金の受け取りを期待する方が多いと思います。ですが、「権利確定日に株を売っても配当金を受け取れるのか?」という疑問を抱える方もいるのではないでしょうか。この記事では、権利確定日と配当金の関係について詳しく解説し、売却タイミングによる配当金受け取りの可否について説明します。

1. 権利確定日とは?

まず、権利確定日とは、株主に対して配当金や株主優待などの権利を付与する日を指します。この日が過ぎた時点でその株主に配当金が支払われることになります。しかし、権利確定日に株を保有していることが必要です。

具体的には、権利確定日の2営業日前に株式を保有している必要があり、この日を「権利付最終日」と呼びます。株主として配当金を受け取るためには、権利付最終日までに株を買っておく必要があるのです。

2. 権利確定日に株を売っても配当金はもらえる?

権利確定日に株を売却しても、基本的には配当金を受け取ることはできません。配当金を受け取るためには、権利確定日の前日(権利付最終日)に株を保有していなければならないためです。つまり、権利確定日を過ぎてから株を売ると、配当金を受け取る権利は失われてしまいます。

権利確定日を過ぎてから株を売ることを「権利落ち日」と呼び、この日以降に売却しても配当金はもらえません。もし配当金を確実に受け取りたい場合は、権利確定日前に株を購入し、その後売却することになります。

3. 配当金をもらうためのタイミング

配当金を受け取るために必要なタイミングは、権利確定日ではなく、権利付最終日までに株を保有していることです。つまり、権利付最終日には株を保有している必要がありますが、その後に株を売却しても配当金を受け取ることができます。

例えば、権利確定日が3月31日であれば、権利付最終日はその2営業日前、すなわち3月29日になります。この日までに株を保有していれば、配当金を受け取る権利を得ることができ、その後に株を売却しても問題ありません。

4. 配当金の受け取り方法と税金について

配当金を受け取る方法は、証券口座を通じて自動的に入金されることが一般的です。証券会社によっては、配当金の受け取り方法を変更することもできますので、確認しておくことをおすすめします。

また、配当金には税金がかかることを忘れないでください。配当金は原則として20.315%の源泉徴収税が課せられますが、確定申告を行うことで一部還付を受けることができる場合もあります。

5. まとめ

権利確定日に株を売却しても配当金を受け取ることはできませんが、権利付最終日までに株を保有していれば、権利確定日を過ぎてからでも配当金を受け取ることができます。

また、配当金を受け取るためには、株主として必要な手続きや税金について理解しておくことが重要です。株式投資における配当金の受け取り方法やタイミングをしっかり押さえて、効率的に投資を進めましょう。

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