約定実績を積むなら低位株を狙え!0.1ティック刻み銘柄の探し方と活用法

株式

短期売買の訓練やアルゴリズムのテスト、取引所との約定実績作りなど、実践的な取引経験を積みたいトレーダーにとって「0.1ティック刻みの低位株」は非常に便利な存在です。本記事では、20円以下で0.1円刻みの取引が可能な低位株をどうやって探し、活用するかをわかりやすく解説します。

低位株とは?その特徴とメリット

一般的に株価が100円未満の銘柄は「低位株」と呼ばれています。特に20円前後の銘柄は1ティックあたりの値幅が小さく、取引コストが少なくて済むのが特徴です。

このような銘柄は板の厚さに比べて出来高が少ないこともありますが、約定数を稼ぎやすく、短期で売買の練習をするには適しています。

0.1ティック刻みの意味と活用例

日本の取引所では株価帯によって呼値(ティック)単位が異なります。20円以下の株価帯では0.1円刻みで注文が可能となり、これは非常に細かい値動きを狙えるということを意味します。

例えば、株価が15.1円で買い、15.2円で売ることで0.1円の差益が出ます。この0.1円でも1万株取引すれば1,000円の利益になります。

0.1ティック刻みで取引できる低位株の探し方

  • 証券会社のスクリーニング機能を使う:楽天証券、SBI証券、松井証券などでは、株価帯を指定して銘柄検索が可能です。株価20円以下を条件に設定し、流動性も加味して並び替えると有用な銘柄が見つかります。
  • Yahoo!ファイナンスの条件検索:株価「25円以下」などでスクリーニングし、売買代金順で並べると出来高の多い銘柄が見つけやすいです。
  • トレーディングビューやマネックスの株スカウター:板情報やチャートを確認しやすく、ボラティリティも判断材料にできます。

代表的な低位株の例としては、過去に「オウケイウェイヴ(3810)」「中村超硬(6166)」などが20円前後で話題になった時期があります。

注意点:スプレッドと出来高には要警戒

低位株は取引が活発でないとスプレッド(買値と売値の差)が開く傾向にあります。これが広がると取引コストが増し、思うように約定しないことも。

特に板が薄い銘柄は、一気に株価が動いた際に大きな損失を抱えるリスクもあるため、必ず板の状況を確認し、指値注文を徹底しましょう。

低位株を活用した約定実績づくりの実践方法

取引所(特にPTSやアルゴリズム評価が必要な市場)での信用構築のためには、月間で一定の取引回数・金額の実績が求められる場合があります。

そのような場合には、スプレッドが狭く約定しやすい低位株を使って、複数回に分けて小口の売買を行うのが効果的です。証券会社によっては、約定回数や取引高の目安を明示している場合もあるので確認しましょう。

まとめ:低位株で実績を作るなら、まずは安全な環境から

0.1ティック刻みの低位株は、約定実績作りやトレード練習に適した手段です。ただし、スプレッドの広さや流動性の低さには十分注意し、リスク管理を怠らないようにしましょう。

日々の株価情報や出来高をチェックしながら、チャンスのある銘柄を見極めていくことが成功への近道となります。

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