海外旅行の思い出や遺品整理のなかで出てきた古い外貨。使えるのか、交換できるのか、処分すべきか迷う方も多いでしょう。この記事では、平成13年前後(2001年頃)に流通していた外貨について、現在も使えるかどうか、どこで交換できるかを詳しく解説します。
現在も使える可能性が高い通貨
以下の通貨は、基本的に現在も問題なく流通しています。たとえ古い紙幣であっても、銀行などで交換・使用可能なケースが多いです。
- 米ドル(USD):1990年代の紙幣も使用可能。現在でも流通しています。
- イギリスポンド(GBP):デザイン変更があっても基本的にイングランド銀行で交換可能。
- シンガポールドル(SGD):古い札も使えるが、状態によっては銀行での交換が推奨されます。
- ニュージーランドドル(NZD):紙幣のシリーズ変更があっても、古い札は引き続き使えるか中央銀行で交換可。
これらの通貨については、主要国の通貨として信頼性が高く、銀行や両替所でも取り扱いが継続されているため、まずは持ち込み先の金融機関で相談してみましょう。
使用不可の可能性がある通貨と対処方法
一方で、オーストリアドル(AUD)と表記があった場合には注意が必要です。実際には「オーストリア」はユーロ導入国であり、2002年に通貨がシリング(ATS)からユーロ(EUR)に切り替わりました。
オーストリアシリングは現在、オーストリア国立銀行を通じてユーロへの交換が可能です(※一部制限あり)。海外に行かずとも、国際送付で対応しているケースもあります。
なお、オーストラリアドル(AUD)と誤記されている場合には、現在も使える有効な通貨ですので、内容をよく確認しましょう。
古い外貨の交換方法と注意点
古い外貨を交換する際は、以下の方法が現実的です。
- 大手銀行(みずほ銀行、三井住友銀行など):支店によっては対応可能。事前に問い合わせを。
- 空港の両替所:現行通貨であれば古い札でも対応可能な場合あり。
- 中央銀行:海外の中央銀行(英イングランド銀行など)は郵送での交換サービスを提供しています。
- 金券ショップ・両替専門業者:レートは不利なことが多いが、迅速。
紙幣の破損や汚れが著しい場合、交換を拒否されることもありますので、できるだけ保存状態が良いものを選んで持ち込むようにしましょう。
記念硬貨・コレクターズアイテムの可能性も
一部の古い外貨や硬貨は、額面よりもコレクター価値が高くなっている可能性があります。たとえば、1990年代のイギリスポンド記念硬貨や、旧デザインの米ドル硬貨にはプレミアがつくことも。
その場合は、eBayや国内のオークションサイトでの出品を検討すると、思わぬ収益につながることもあります。
まとめ:古い外貨は無駄にせず活用の道を探そう
平成13年ごろの外貨は、現行通貨であればまだ使える可能性が高く、銀行や両替所での交換も現実的です。特に米ドルやイギリスポンドなどは、デザインが古くても問題なく受け取ってもらえるケースが多いです。
一方、ユーロ導入国の旧通貨などは交換期間に注意が必要です。ぜひ一度、内容を確認のうえ、専門機関や銀行に相談してみてください。

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