インベスコ世界厳選株式オープン(為替ヘッジなし・毎月決算型)の引き出し方と運用の基本

資産運用、投資信託、NISA

少額から始められる投資信託として人気のある「インベスコ 世界厳選株式オープン(為替ヘッジなし・毎月決算型)」は、毎月分配型の投資信託で、日々積立てながら世界中の優良株に分散投資する仕組みです。この記事では、この投資信託の特徴とともに、積立金を引き出したいときにどうすればよいのか、詳しく解説します。

インベスコ世界厳選株式オープンとは?

このファンドは、世界各国の厳選された株式に分散投資するアクティブ型の投資信託です。「為替ヘッジなし」は為替変動の影響を受ける設計で、円高や円安の影響が基準価額に反映されます。

毎月決算型とは、年12回(毎月)決算日が設定されており、その際に得られた収益を元に分配金が支払われる可能性があるという仕組みを指します。ただし、必ず分配されるわけではありません。

毎日150円の積立はどのような意味がある?

毎日150円ずつ積み立てることで、価格の変動リスクを分散できる「ドルコスト平均法」を活用した積立投資が実現できます。これにより、一度に大きな金額を投資するよりも、長期的な価格変動に強く、平均取得単価を平準化できます。

たとえば月に20営業日あるとすると、毎月3,000円ほどをコツコツ積み立てている形となり、長期的に資産を増やすことが期待されます。

積立資金はいつでも引き出せるの?

この投資信託は、いつでも解約(換金)可能です。証券口座を通じて「解約」または「全部売却」などの操作を行うことで、保有している投資信託の一部またはすべてを現金化できます。

ただし、換金には通常1〜3営業日かかるほか、その時点の基準価額に応じて解約金額が決まります。また、信託財産留保額が差し引かれる場合もあるので、事前にファンドの交付目論見書を確認しましょう。

換金の方法と注意点

引き出し(換金)手続きは、SBI証券などの証券口座にログイン後、以下の手順で行います。

  • 保有商品一覧から対象の投資信託を選択
  • 「解約」または「売却」を選ぶ
  • 金額または口数を入力
  • 手続き内容を確認し、注文を確定

また、売却時点の基準価額は当日または翌営業日の15時時点で決定されるため、注文から数日後に最終的な受取額が確定します。

分配金は自動で口座に入るの?

このファンドは毎月決算型のため、分配金が発生した場合、自動的に指定の証券口座へ振り込まれます(再投資型を選択している場合は、自動的に再購入に回ります)。分配金は課税対象(約20%)となるため、年間の受取額にも注意が必要です。

なお、分配金は元本を取り崩して支払われることもあり、必ずしも利益を意味しない点には注意してください。

まとめ:少額積立の強みと柔軟な換金性

「インベスコ 世界厳選株式オープン(為替ヘッジなし・毎月決算型)」は、毎日150円という少額から積立可能で、必要な時に自由に解約・引き出しが可能な柔軟性を持つ投資信託です。

長期投資を前提としつつ、途中で現金が必要になった際は証券口座から簡単に換金手続きが行えるため、初心者にも適した商品といえるでしょう。運用状況や目的に応じて、計画的に解約判断をすることが大切です。

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