海外旅行やビジネスでトルコを訪れた方、あるいはトルコリラ建ての資産を持っている方にとって、「円への両替」は重要な問題です。特に両替する場所によって手数料やレートが異なるため、どこで両替すべきかは慎重に考える必要があります。この記事では、日本とトルコ現地でのトルコリラから円への両替について、費用面や実例を交えて解説します。
トルコリラの両替はどこでできるのか?
まず、トルコリラを日本円に両替できる場所には大きく分けて以下の4つがあります。
- 日本国内の銀行・外貨両替所
- 空港の両替カウンター
- トルコ現地の銀行や両替所
- オンライン両替サービス
これらの中で特に手数料やレート差が大きく影響するのが「銀行」と「現地両替所」です。日本ではトルコリラの取り扱いが少ないため、レートが不利になる傾向があります。
実例:10,000トルコリラを日本円に両替した場合の比較
例として、2025年7月時点の平均レートをもとに、10,000TRYを両替する場合の目安を比較します。
両替場所 | レート | 手数料 | 受取額(円) |
---|---|---|---|
日本の銀行 | 1TRY = 5.5円 | 約3% | 約53,350円 |
空港両替所 | 1TRY = 5.3円 | 約5% | 約50,350円 |
トルコ現地の両替所 | 1TRY = 5.9円 | 約1% | 約58,410円 |
このように、同じトルコリラでも両替する場所によって5,000円以上の差が出る場合があります。
なぜ日本での両替は損なのか?
日本ではトルコリラの流通量が少なく、両替の需要も限られているため、両替コストが高く設定されがちです。さらに、トルコリラは為替変動が激しい通貨でもあり、日本の金融機関はリスク管理として広めのスプレッド(売買の差)を設定しています。
一方で、トルコ現地ではリラの需要と供給が安定しており、両替市場が競争的であるため、レートが有利な傾向にあります。
安全に両替するためのポイント
現地での両替が有利とはいえ、安全性にも注意が必要です。特に街中の露店のような非公認両替所では、偽札や詐欺のリスクもゼロではありません。
- 政府認可の両替所(”Döviz”と書かれた店舗)を利用する
- 空港やホテルは便利だがレートが劣ることが多い
- パスポート提示が必要な場合もあるので準備を
また、出国時にリラが余った場合、日本に戻ってからの再両替は損失が大きいため、なるべく現地で使い切る工夫もおすすめです。
オンライン両替やマルチ通貨口座という選択肢
最近ではWise(旧TransferWise)やRevolutといったマルチ通貨対応の金融サービスも注目されています。これらを使えば、手数料を抑えて両替できるだけでなく、現地ATMで引き出すことも可能です。
クレジットカードやデビットカードを使ってリラ建て決済をするのも一つの方法で、為替レートも比較的良好なことが多いです。ただし、為替手数料が発生する場合もあるため、カード会社の条件を事前に確認しておきましょう。
まとめ:トルコリラの両替は現地が断然有利
トルコリラを日本円に両替するなら、日本国内よりも現地での両替の方が圧倒的に有利です。特に大きな金額を扱う場合は、レート差や手数料が最終的な受取額に大きく影響します。
安全な両替所を選びつつ、必要に応じてオンラインサービスも活用すれば、損をせずにトルコリラを円に換えることができるでしょう。

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