FXの世界に足を踏み入れたばかりの方が最初に直面するのが、「エントリー直後に反対方向に動いて損切りになる」という現象です。これは多くのトレーダーが経験することであり、決して“向いていない”ということではありません。本記事では、逆行エントリーを防ぐために重要なテクニカル分析の視点と、初心者でも再現性のある勝ち方の考え方を紹介します。
よくある「逆行エントリー」の原因とは?
エントリーした途端に相場が逆に動く主な原因は、エントリーポイントが遅れている、もしくは相場の流れに逆らっているためです。特にトレンドの初動ではなく、天井や底に近い位置で入ってしまうと、反転に巻き込まれやすくなります。
また、サポートラインやレジスタンスラインが“利確ポイント”として機能することもあるため、そこで新規にエントリーすると逆方向に跳ね返されるケースも多いです。
チャートで意識すべきテクニカルポイント
勝率を高めるには、単なるライン引きにとどまらず、以下のような指標を組み合わせて複合的に判断するのが有効です。
- トレンドライン:価格の流れを確認し、トレンド方向へのエントリーを心がける
- 移動平均線(MA):20MAや50MAといった短中期のMAと、価格の位置関係を意識する
- RSIやMACD:過熱感や転換シグナルの確認に有効
- プライスアクション:ローソク足の形やパターンで転換点や継続の兆候を察知
これらを単体で見るのではなく、「複数が一致したタイミング=エッジがある状態」でエントリーするのが理想です。
勝ちトレーダーが実践している意識と習慣
勝ち続けているトレーダーが共通して実践しているのは、「損切りの徹底」「優位性のある場面だけでエントリー」「ルール通りのトレード」です。特に“待つ力”は非常に重要で、何も起きていない時間を我慢できる人ほど勝ちやすいです。
また、トレード日誌をつけて反省と改善を繰り返している人ほど、経験値の蓄積スピードが早くなります。
実例:成功と失敗のエントリー比較
例えば、ある初心者が「上昇してきたから買い」とエントリーした直後に下落し損切りになったとします。チャートをよく見れば、その位置は直近高値(レジスタンス)であり、過去に何度も跳ね返されていたポイントでした。
一方、ある勝ちトレーダーは同じ場面で、「押し目をつけて、20MAとサポートが重なるポイントまで待ってからエントリー」し、反発を狙って利益を得ました。タイミングと根拠の質が違うのです。
初心者が取り組むべきステップ
- 1. 手法を一つに絞る:多くの手法に手を出すと判断がぶれます。まずは「トレンドフォロー」や「ブレイクアウト」など、軸を決める
- 2. 時間足を絞る:1分足よりも15分〜1時間足のほうがノイズが少なく、初心者向きです
- 3. デモや少額で練習:最初から大きな資金で始めないこと
一つの手法で50〜100回のトレード検証を行い、勝率や再現性を確認してから本格運用を検討しましょう。
まとめ:FXは「分析 × 習慣 × 心理」の総合力
FXで勝つには、単にチャートの見方を覚えるだけではなく、相場環境に合ったタイミングの選定、適切な資金管理、そして冷静なメンタルが必要です。
逆行エントリーを減らすには、「エントリーに根拠があるか?」を常に問い、検証と振り返りを継続することが成功への第一歩です。焦らず着実に、相場との対話を深めていきましょう。

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