「ゆうちょ銀行のアプリで見ると11/14日なのに最新の基準価額が11/13のまま。では今日(14日)に成長投資枠へ投資したら、実際に14日の価額で購入できているのだろうか?」と疑問をお持ちの方へ。制度と証券会社・銀行の取引処理の仕組みを理解することで、“1日ずれ”と感じる表示も腑に落ちるケースがあります。本記事では、NISA成長投資枠における基準価額の反映タイミング・受付~約定・受渡の流れ・購入価格の決定時点を整理してご説明します。
NISA成長投資枠とは何か:基本構造の理解
「NISA成長投資枠」は、2024年からの改正NISAで、つみたて枠と並ぶ年間上限枠を持ち、株式・投資信託・ETFなど多様な商品を購入できる非課税口座です。 :contentReference[oaicite:1]{index=1}
例えば、銀行・証券会社ではこの成長投資枠で投資信託を購入する際に「申込(購入指示)」→「約定」→「受渡」という流れがあり、基準価額の決定タイミングは「約定日の翌営業日の基準価額」という取扱いも一般的です。 :contentReference[oaicite:2]{index=2}
購入を申込んだ日の「基準価額」反映タイミングとは
ゆうちょ銀行の投資信託購入ルールでは、「購入申込受付日」の時点では約定が確定しておらず、実際の口数や価額が決まるのは「翌営業日の基準価額」であると案内されています。 :contentReference[oaicite:3]{index=3}
したがって、たとえ11/14にお金を入れ、申込をされたとしても、取引所・運用会社・銀行の処理で「11/14受付→11/15約定基準価額」というパターンがあり、アプリ上に表示されている11/13時点の基準価額は“最新の反映値”ではなく、少しタイムラグがある表示と理解できます。
具体例で理解:11/14に申込した場合の流れ
例えば、11/14(火)にゆうちょアプリから成長投資枠用の投信「申込(50,000円)」を行ったとします。
このケースでは、銀行では「11/14受付」となり、約定日は11/15、水準としては11/15の基準価額で口数が確定する、というのが一般的な処理です。つまり、11/14時点の株価・基準価額水準を実質的に当日反映できず、翌営業日の基準価額が適用されるという扱いです。
したがって、「今日(14日)入れたら14日の値段で買えるか?」という問いに対しては、残念ながら“必ず14日の基準価額で確定する”とは言えず、「受付日=14日、約定基準=15日」のようにズレる可能性が高いと考えるのが安全です。
購入前にチェックしておきたいポイント
成長投資枠で取引を行う際には下記の点を確認しておくと誤解が少なくなります。
- 申込受付時間:当日の何時までの申込なら当日約定扱いになるか、銀行・証券により異なります。
- 基準価額の表示タイミング:アプリやウェブ上に表示されている基準価額が「前営業日分」であることが多く、実務上はタイムラグがあることを認識しましょう。
- 約定日・受渡日の確認:約定日(基準価額決定日)・受渡日(資金決済日)がいつかを把握しておくと、いつの価額が適用されたか明確になります。
まとめ
ゆうちょ銀行のアプリ上で11/14の日付なのに、基準価額が11/13表示というのは、制度・運用会社・銀行の受付・約定処理の流れからすれば決して珍しいことではありません。
ただし、「当日入金=当日基準価額で購入」という安心感が必ずしも当てはまるわけではないため、購入や申込を行う前に、自分がいつの受付・約定になるかを銀行に確認しておくことをおすすめします。
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