IPO(新規公開株)は人気の投資対象ですが、証券会社ごとに抽選ルールが異なります。SBI証券では『抽選対象外』と表示されることがありますが、それはどういう意味なのでしょうか?この記事では、その理由と対策について初心者にもわかりやすく解説します。
『抽選対象外』とは何を意味するのか
SBI証券でIPOに申し込んだ際に「抽選対象外」と表示されるケースは、申込内容に不備がある場合や、抽選対象にならない申込方法を選択している場合があります。
具体的には、購入意思表示の未確認、前受金の不足、申込条件の未達成などが代表的です。
主な理由① 前受金が足りていない
SBI証券では、IPO申し込み時に購入予定の資金を事前に口座へ入金(前受金)しておく必要があります。例えば、仮条件が1,000円で100株申し込む場合、10万円が必要です。
この資金が口座にない場合、自動的に「抽選対象外」となります。
主な理由② 購入意思表示が未完了
IPOのブックビルディング後、「購入意思の表示」が必要な場合があります。このステップを見落とすと、抽選の対象外となってしまいます。
特に抽選日直前に確認メールが届くので、必ず確認を忘れずに。
主な理由③ ポイント利用申請の不備
SBI証券には「IPOチャレンジポイント制度」があり、保有ポイントで当選確率を高めることができますが、ポイントを利用して申し込んだにもかかわらず金額の整合が取れていない場合など、抽選から外れることがあります。
ポイント利用時は、必要株数と金額の一致を丁寧に確認しましょう。
主な理由④ 同一名義・重複申込などの制限
家族口座などで同一IPや似た名義での複数申込があると、不正と判断され抽選から外されることもあります。
意図的でなくてもシステムが判断することがあるため、家族全員で申し込む場合は注意が必要です。
実例:抽選対象外になったケース
例として、IPO「リップス」に申し込んだAさんは、資金10万円が必要なところ7万円しか入金しておらず、抽選対象外になってしまいました。
また、別のBさんはブックビルディング後の購入意思表示を忘れ、結果的に抽選に参加できなかったという事例もあります。
まとめ:『抽選対象外』を防ぐには事前準備がカギ
IPO投資で抽選対象外にならないためには、前受金の入金確認、意思表示の完了、ポイント利用設定、申込時の注意事項などを丁寧に確認することが大切です。
事前にチェックリストを作っておくと安心です。SBI証券のルールをしっかり理解して、IPO投資のチャンスを確実にものにしましょう!

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