楽天証券iSPEEDで損益が合わない理由とは?NISA・特定口座の仕組みを徹底解説

資産運用、投資信託、NISA

楽天証券のiSPEED(アイスピード)で表示される損益金額が実際の入金額とずれて「どう計算されているの?」と感じる方も少なくありません。本記事では、NISA・特定口座など口座区分ごとの損益計算の仕組みやiSPEEDの表示ルールをわかりやすく解説します。

📊 iSPEEDでの「実現損益」とは?

iSPEEDの「実現損益」は売買が完了した時点での損益で、手数料や諸経費が既に差し引かれた「現物・信用取引の損益」を表示しています :contentReference[oaicite:0]{index=0}。

過去15ヶ月分まで遡って確認でき、日々の取引や評価額の動きに応じて更新されます :contentReference[oaicite:1]{index=1}。

💡 損益表示がずれる主な原因3つ

① 複数回の買い・売り
日中取引で同一銘柄を売買すると、当日は仮計算で表示され、翌朝に再計算されるため誤差が生じます :contentReference[oaicite:2]{index=2}。

② 口座区分の違い
NISA(非課税)口座では損益通算不可、特定口座では源泉徴収あり/なしで計上タイミングが異なります :contentReference[oaicite:3]{index=3}。

③ 消費税や手数料の考慮
取得単価には「購入金額+税込手数料」が反映されており、実現損益もそれに基づいて計算されます :contentReference[oaicite:4]{index=4}。

🔍 NISA枠と特定口座の違いを押さえる

NISA成長投資枠は非課税期間中の損益通算や損失繰越ができず、iSPEEDでも別枠扱いとなります :contentReference[oaicite:5]{index=5}。

特定口座(源泉徴収あり)では証券会社が年間損益・税額を自動計算し、「年間取引報告書」も発行されるため計算方式が異なります :contentReference[oaicite:6]{index=6}。

🛠 実例で確認:50万円入金した場合のズレ理由

例:50万円入金後に30万円でA銘柄を購入→35万円で売却(+5万円)、再度30万円で買いなおしたとします。

この場合iSPEEDでは売却時点で5万円の利益として表示されますが、購入を繰り返すと取得単価が変動し、実際の預かり残高とズレることがあります。

✅ 誤差を見極めるチェックポイント

  • その日の「実現損益=確定分のみ表示」であるか
  • 取引履歴→取得単価と数量を確認
  • 口座区分ごとの残高・預かり金を合算しているか

📌 対応方法と注意点

ずれが気になる場合は、取引履歴や年間取引報告書と照らし合わせ、取得単価・手数料・日計り再計算のタイミングを確認しましょう。

それでも不明な場合は、楽天証券のコールセンターに具体的な取引日・銘柄・数量を示して問い合わせるのが確実です。

まとめ

iSPEEDの損益表示と実際の残高・入金額にずれが生じるのは、日計り取引の再計算タイミング・口座区分(NISA/特定口座)の扱い・取得単価への手数料込み計算などが原因です。

取引履歴や口座明細と照合しながら、疑問点は都度確認することで、正確な投資判断につながります。

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