PTS取引の基本と評価損益の表示方法|SBI証券スマホアプリでの取引理解ガイド

株式

株式投資を行っている方にとって、SBI証券のスマホアプリを使った取引は便利ですが、PTS(私設取引システム)を利用した取引に関しては、少し戸惑うこともあります。特に評価損益の表示がザラ場の終値と異なり、取引の実際の状況を理解するのが難しいこともあります。本記事では、PTS取引の特徴と評価損益の表示方法について、わかりやすく解説します。

PTS取引とは?

PTS(私設取引システム)は、証券取引所以外の市場で行われる株式の売買です。通常の取引時間(ザラ場)ではなく、取引時間外でも株式の売買ができるため、特に忙しい投資家や即時の取引を希望する投資家にとって便利です。

しかし、PTS取引は取引所の終値が基準となるため、株価の評価方法が少し特殊になります。PTS取引は実際の取引価格と評価損益が異なる場合があるため、評価損益の計算には注意が必要です。

評価損益の表示方法

SBI証券のスマホアプリでは、PTS取引で購入した株式の評価損益が、取引所のザラ場の終値を基準に表示されます。たとえば、ザラ場での終値が200円の場合、PTSで210円で購入した場合、評価損益は最初は-10円として表示されます。

これは、アプリがあくまで「ザラ場の終値」との比較を表示しているためであり、実際には210円で購入しているため、取引後にPTS市場がさらに上昇した場合はプラスの評価損益に転じます。

取引後の評価損益計算

例えば、210円で購入し、その後PTSで220円で売却した場合、あなたの評価損益は+10円(220円−210円)となります。しかし、この評価損益はPTSの市場での価格に基づいており、取引所の終値は関係ありません。

そのため、PTSで売却した場合には、実際の取引価格(210円で買って220円で売る)を基準に評価損益を計算することが重要です。スマホアプリ内で表示される評価損益が取引所の終値に基づくものであることを理解しておきましょう。

評価損益のリアルタイム表示方法

スマホアプリでは、取引後の評価損益は逐次更新されますが、表示される数値はあくまで「ザラ場の終値」を基準にしたものです。PTS取引を行っている場合は、その取引が終わるまで評価損益は反映されません。

そのため、評価損益を正確に確認するには、取引後に再度アプリを開き、最新の価格を確認することが必要です。リアルタイムで評価損益を反映させるためには、PTS市場の動向を注意深く見守ることが重要です。

まとめ

PTS取引は、通常のザラ場とは異なる取引時間で株式を売買できる便利なシステムです。しかし、評価損益の表示方法に関しては、ザラ場の終値を基準にしたものとなるため、取引後に実際の損益が異なることがあります。

取引時には評価損益がマイナス表示されることがありますが、実際には取引価格に基づいた利益や損失が反映されるため、取引後の価格を確認し、適切な判断を行うことが大切です。

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