MACD・RSIだけでは足りない?5年で億り人を目指すために注目すべき株式投資の指標と戦略

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株式投資で成果を出すには、テクニカル指標やファンダメンタルズに加えて、戦略的な銘柄選定が不可欠です。特に「MACD」や「RSI」だけに頼った運用では、リターンの上限が見えやすく、資産を数倍に増やすためには、それ以上の情報と戦術が求められます。この記事では、MACD・RSI・低PBR・高配当戦略を実践されている中級投資家向けに、足りない視点や活用したい指標、さらに成長株やテーマ株への視点も含めて紹介します。

ROE・ROIC|企業の収益効率を測る本質指標

MACDやRSIが価格の動きを捉える一方で、企業の「稼ぐ力」を測るには、ROE(自己資本利益率)やROIC(投下資本利益率)といったファンダメンタルズ指標が欠かせません。

特にROICは、資本構成に依存せず企業の本質的な資本効率を示すため、長期投資には非常に有効です。たとえば、安定してROEが15%以上、かつROICがWACC(加重平均資本コスト)を上回る企業は、本業の利益率が高く、投資妙味が大きいと判断できます。

EPS成長率と営業利益率の継続性を見る

次に重視すべきは、利益成長の「継続性」です。PERが低くても、EPS(1株あたり利益)が停滞していれば、株価が動く理由が乏しくなります。

中でも営業利益率が高い企業は、競争優位性(ブランド力・価格支配力・技術力)が強く、景気変動にも比較的耐性があります。過去3年平均の営業利益率が10%以上を維持しているかは、成長企業を見極めるポイントです。

テーマ性と事業ストーリーの把握

近年の成長株投資では、業績だけでなく「テーマ性」や「将来性のあるストーリー」が株価に反映されやすくなっています。生成AI、EV、半導体、再生可能エネルギー、サイバーセキュリティなど、社会的関心が高まっている分野には資金が集まりやすいです。

たとえば、「マクロミル(3978)」はデータマーケティングの需要増を背景に中長期テーマで注目されました。業績が少し横ばいでも、テーマ性が強ければ株価が先行することも多々あります。

信用残・空売り比率から逆張りチャンスを探る

株探の情報だけでは拾えない「市場の歪み」を狙うなら、信用倍率や空売り比率の活用がおすすめです。信用買い残が多く、信用倍率が高すぎる銘柄は上値が重くなる一方、逆に空売りが溜まりすぎている銘柄は、ちょっとした好材料で踏み上げ相場になりやすいのです。

このような需給の反転ポイントをMACDやボリンジャーバンドと組み合わせることで、逆張り投資の精度を上げることができます。

実例:テンバガー候補に共通する条件

過去にテンバガー(10倍株)となった銘柄を分析すると、以下のような共通点が見られます。

  • 上場から5年以内で、成長余地が大きい
  • 営業利益率が高い or 改善傾向
  • 時価総額が小さく、機関投資家の未参入ゾーン
  • 話題性やテーマ性が強く、IR活動が活発

たとえば、2019〜2023年で急騰した「チェンジ(3962)」や「ENECHANGE(4169)」などは、上記すべてを満たしていました。

まとめ|5年で資産を大きく増やすための視点転換

MACDやRSI、低PBR・高配当などは、非常に重要な分析ツールではありますが、それだけでは爆発的な成長株を見極めるには限界があります。そこに、ROIC・EPS成長率・営業利益率・テーマ性・需給分析といった視点を加えることで、相場全体の流れを見極めながら、大きなチャンスを掴める可能性が高まります。

5年で億り人を目指すなら、テクニカルとファンダメンタルズ、両面を鍛えながら「将来の市場ニーズに乗る銘柄」を先回りする姿勢が鍵になります。

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