株式投資を始める際、多くの投資家が迷うのが「配当金の受取方法」です。SBI証券では、株式数比例配分方式・登録配当金受領口座方式・配当金領収証方式などが用意されています。中でも、株式数比例配分方式は税制上のメリットが大きいため、初期設定時に選択する方も多いですが、反映に時間がかかる場合や意図しない設定になっていることも。本記事では、そのようなケースでの確認方法と対処手順を詳しく解説します。
株式数比例配分方式とは？そのメリット
株式数比例配分方式とは、保有している株式の数量に応じて証券口座に直接配当金が入金される方式です。最大のメリットは、NISA口座で保有している株式に対する配当金が非課税で受け取れる点です。
一方、従来方式（配当金領収証方式や登録配当金受領口座方式）では、銀行口座や郵送で受け取るため、非課税制度を適用できない場合があり、税制面で不利になることがあります。
SBI証券で仮開設中に選んだ配当金方式が反映されない理由
口座開設の初期設定で「株式数比例配分方式」を選んだとしても、正式な口座開設（本申込）やマイナンバーの登録が完了するまでは反映されないことがあります。
また、証券保管振替機構（ほふり）への登録が必要なため、手続き後に反映されるまでには数営業日を要します。マイページ上で「従来方式」と表示されていた場合でも、まだ登録が進行中である可能性があります。
現在の配当金受取方式の確認方法
現在の配当金受取方式は、SBI証券のマイページから以下の手順で確認できます。
- ログイン後、「口座管理」→「お客様情報 設定・変更」を選択
- 「配当金受取方法」の項目で現在の方式が表示される
- 方式が「従来方式」になっている場合は変更手続きが可能
口座開設直後の場合は、1週間程度時間を置いてから再確認すると更新されている場合があります。
株式数比例配分方式への変更方法と注意点
配当金受取方法の変更は、SBI証券のウェブサイトからオンラインで簡単に手続きできます。以下の手順に従ってください。
- 「口座管理」→「お客様情報 設定・変更」へアクセス
- 「配当金受取方法の変更」メニューから「株式数比例配分方式」を選択
- 確認画面で内容をチェックし、手続きを完了
ただし、配当金受取方法の変更が「配当支払基準日（権利確定日）」に間に合わない場合は、次回の配当からの反映になる点に注意が必要です。
実例：手続き直後に配当金方式が反映されていなかったケース
ある利用者は、SBI証券の口座開設時に「株式数比例配分方式」を選択したものの、開設完了から数日間はマイページ上で「従来方式」と表示されていました。問い合わせたところ、口座開設処理が完了するまで一時的に「従来方式」が表示される仕様だと案内され、1週間後には自動で変更が反映されていたとのことです。
このように、短期間で反映される場合もあるため、慌てずに数日待ってから確認することが推奨されます。
まとめ：反映までのタイムラグと変更手続きで冷静に対処を
SBI証券で配当金受取方式が意図と異なる表示になっていても、仮開設状態や反映待ちである可能性が高く、まずは冷静に数日待機するのが基本です。その後、必要に応じて「株式数比例配分方式」への変更手続きを行うことで、NISA枠の有効活用にもつながります。長期的な配当金戦略のためにも、正確な設定を確認しておきましょう。
こんにちは！利益の管理人です。このブログは投資する人を増やしたいという思いから開設し運営しています。株式投資をメインに分散投資をしています。
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