SBIかんたん積立アプリのFIDO認証と電話番号認証の仕様を徹底解説

資産運用、投資信託、NISA

スマートフォン向けの資産運用アプリとして人気の「SBIかんたん積立」ですが、セキュリティ設定まわりで疑問を持つユーザーも少なくありません。中でも、FIDO認証を設定したにもかかわらず、ログイン時に電話番号認証が毎回求められるという声がよく聞かれます。この記事では、その背景と対応策について詳しく解説します。

FIDO認証とは?セキュリティの仕組みをおさらい

FIDO(Fast IDentity Online)認証とは、指紋認証や顔認証などの生体認証技術を使って、ID・パスワードに頼らない安全なログインを実現する仕組みです。

たとえば、スマートフォンの指紋センサーやFace IDを使ったログインは、FIDOプロトコルの一環です。これにより、パスワード漏洩のリスクを減らすことができ、利便性も向上します。

SBIかんたん積立アプリでFIDOを設定しても電話番号認証が必要な理由

FIDO認証を設定しても、毎回SMSによる電話番号認証が求められる理由は、アプリのセキュリティポリシーにあります。これは不正アクセスやアカウント乗っ取りを防ぐための追加的なステップで、特に以下のケースで発動されやすくなっています。

  • 初回ログインや再インストール直後
  • デバイスのセキュリティ設定に変更があった場合
  • 一定期間ログインがなかった場合

つまり、FIDO単体では完全に本人確認として完結しない仕様であり、SMS認証が「2段階認証」として機能しています。

FIDO認証のみにすることは可能?

現時点(2025年6月現在)において、SBIかんたん積立アプリではFIDOのみでログインを完了させる設定は提供されていません。これは、金融機関としての法的要件やリスク管理の観点から、FIDO+SMS認証をセットで運用することが前提となっているためです。

FIDO認証ができる状態であっても、SMS認証が定期的に必要になるのは「なりすまし」対策や通信環境の確認目的も含まれています。

ログインを少しでも快適にするための工夫

FIDOのみで完結できないとはいえ、毎回のSMS認証が負担になる場合、以下のような対応策で軽減できることがあります。

  • 端末のセキュリティ設定(OSアップデートや指紋設定)を見直す
  • アプリをアンインストールせずに継続利用する
  • ログイン頻度を高めることでSMS認証の間隔を空けられる場合もある

また、アプリによっては「次回から認証を省略する」オプションが表示されることもありますので、見逃さずにチェックしましょう。

ユーザーの声とSBI側の対応の変化に注目

実際のユーザーの口コミでも「毎回SMS認証は面倒」といった意見は多く見られます。これを受けて、今後SBIがFIDO認証のみによるログインの導入を検討する可能性もあります。

公式ヘルプページを定期的に確認して、最新のログイン仕様をチェックしておくのも有効です。

まとめ:現時点ではFIDO+SMS認証が基本仕様

FIDO認証を設定しても電話番号認証が求められるのは、セキュリティ強化の一環として避けがたい仕様です。現時点ではSMS認証の省略はできませんが、アプリのアップデートによる改善が期待されます。

ユーザーとしては、アプリの利用環境を整えつつ、今後の機能改善に注目しながら安心して利用を続けるのが現実的な選択肢となります。

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