楽天証券のスマートフォンアプリ「iSPEED」は、日本株と米国株の取引に対応していますが、利用者の間で「米国株の現実損益が反映されない」といった疑問がしばしば寄せられます。この記事では、なぜそのような現象が起こるのか、どこを確認すべきかを解説します。
iSPEEDの現実損益表示の仕組み
iSPEEDには「現実損益」という機能があり、売却済みの株式の損益を確認できます。ただし、この表示はリアルタイム反映ではなく、日次で更新される仕様となっています。
たとえば、米国株を売却した当日中は、その損益が「現実損益」には反映されず、翌営業日以降に表示されるケースがほとんどです。
米国株特有の反映遅延と理由
米国株は、日本時間で深夜に取引が行われます。そのため、日本株とは異なり、取引情報の集計や処理に時差があるのが一般的です。楽天証券でも、米国株の約定情報や損益データの集計は、翌営業日の朝～昼頃にかけて順次反映される仕様となっています。
これは楽天証券に限らず、他のネット証券でも共通の挙動であり、タイムラグがあることは仕様上避けられません。
確認すべき画面とタイミング
米国株の損益を確認したい場合、以下の手順をおすすめします。
- 取引当日は「注文約定履歴」で確認：売却の完了状況や約定価格などの詳細が表示されます。
- 翌日以降に「保有銘柄一覧」または「現実損益」画面をチェック：反映が行われ、実際の損益が表示されるようになります。
- PCサイト「楽天証券マイメニュー」も併用：より正確な取引履歴・損益情報が見られます。
また、反映までに時間がかかる場合は、一度アプリを完全終了し再起動することで最新の情報が読み込まれることもあります。
トラブルと勘違いを防ぐための注意点
米国株の損益が反映されないからといって「データに不備がある」「売却が未処理」などと慌てる必要はありません。時差や処理スケジュールによるタイムラグが原因であることが大半です。
ただし、2営業日以上経過しても反映されない場合は、カスタマーサービスへの問い合わせをおすすめします。ログイン中のアプリの不具合、サーバー側の処理遅延などが原因である場合も考えられます。
まとめ
楽天証券iSPEEDで米国株の現実損益が当日中に表示されないのは、米国市場の取引時間や集計スケジュールによるものです。一般的に翌営業日以降に反映されるため、焦らず確認を続けることが重要です。確実な情報が必要な場合は、楽天証券のPC版マイページやサポート窓口も併せて活用しましょう。
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