旧NISAと新NISAを利用して積立投資を行っている場合、どのように運用が進んでいるのか、特に複利効果がどう適用されるかについて疑問に思っている方も多いかもしれません。この記事では、旧NISA口座と新NISA口座の積立投資の複利効果や、口座間の運用に関する基本的な仕組みについて解説します。
旧NISAと新NISAの違いと積立投資の仕組み
まず、NISA(少額投資非課税制度)には、旧NISAと新NISAという2種類の口座が存在します。旧NISAでは、年間120万円までの投資額が非課税枠として認められていました。一方、新NISAでは、年間の投資枠が増加し、積立NISA枠と一般NISA枠が分かれている点が特徴です。
積立NISAは、長期的な投資を支援するために設定された枠で、毎月一定額を積み立てることができます。新NISAでは、この積立枠を利用して、より効果的に資産を増やすことが可能です。旧NISAでも投資した金額に対して非課税の恩恵が受けられますが、2024年からは新NISAの制度に移行します。
複利効果は旧NISAと新NISAの両方で発生
複利効果とは、投資の利益が再投資され、次の利益を生む仕組みです。旧NISAでも新NISAでも、投資した金額が増えれば、当然その増加分にも複利が適用されます。つまり、旧NISAの口座内で得た利益がそのまま再投資され、さらに利益を生むことになります。
新NISAでも同様に、積立NISA枠での投資金額に対して得た利益が再投資され、その後も複利効果が続きます。したがって、旧NISAの運用益が新NISA口座に直接反映されるわけではありませんが、両者で得た利益はそれぞれの口座内で複利が適用されて運用されます。
旧NISAの金額は変動しないのか?
旧NISAの口座に投資した金額は、実際の市場の変動に伴い変動します。つまり、旧NISAの口座金額自体は常に変動しており、市場の上昇や下降により、投資元本や利益も増減します。しかし、旧NISAの運用額自体は新NISAの口座に影響を与えることはなく、それぞれ別々に管理されます。
したがって、旧NISA口座の金額が増えたり減ったりしても、それが新NISAの積立額に直接影響を与えることはありません。新NISAの積立額については、新たに積み立てられる金額が非課税枠として運用され、そこで得た利益は新NISA口座内で複利効果を得ることになります。
SBI証券での運用確認方法
SBI証券では、積立NISAや旧NISA口座の運用状況をオンラインで簡単に確認できます。口座画面で自分の保有資産や運用益を確認し、投資額や利益の推移を把握することができます。ただし、旧NISAと新NISAの口座はそれぞれ別々に管理されているため、運用状況を確認する際は、どの口座の運用状態を見ているのかをしっかりと確認することが重要です。
まとめ
旧NISAと新NISAで積立投資を行っている場合、それぞれの口座で複利効果が適用されますが、両者の運用金額が直接連動することはありません。旧NISAの運用益はその口座内で管理され、新NISAの積立額は新たに積み立てた金額に対して複利効果が適用されます。SBI証券では、それぞれの口座の運用状況を簡単に確認できるので、定期的にチェックして投資計画を見直すことが重要です。
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