サクソバンクFXの年間取引書の確認方法と確定申告に必要な損益の計算方法

外国為替、FX

サクソバンクでFX取引を行い、年間取引書を確認する際に、損益の計算や確定申告の方法に関して不安が生じることがあります。特に、年間取引書に表示される「建玉増益評価額」と「損益」の数値について、どちらを基に確定申告を行うべきか判断に迷う方も多いでしょう。この記事では、サクソバンクの年間取引書の内容を正しく理解し、確定申告における適切な損益計算方法について解説します。

サクソバンクFXの年間取引書の内容とは

サクソバンクの年間取引書は、1年間の取引履歴を基にした損益の集計結果を示しています。取引内容に応じて、複数の項目が記載されますが、特に重要なのは「建玉増益評価額」と「損益」の数値です。

「建玉増益評価額」は、未決済ポジションに関する評価損益を示しており、実際にポジションを決済するまで確定しない利益や損失です。一方で、「損益」は確定した取引結果を示しており、実際に取引が完了した時点での利益・損失を反映しています。

建玉増益評価額と損益の違い

「建玉増益評価額」は未決済のポジションに関連する評価額であり、そのポジションが決済されるまでは実際の損益として確定しません。これに対して、「損益」は既に決済済みのポジションに関する確定した利益や損失を示しています。

たとえば、トレードを行い未決済の状態でポジションが含み益を持っていた場合、「建玉増益評価額」はプラスとして表示されますが、これが確定した利益とは限りません。一方、「損益」は確定した取引であり、確定申告で報告すべき数値となります。

確定申告に必要な損益の計算方法

確定申告を行う際に申告するべきは、未決済のポジションによる評価額ではなく、実際に決済した取引に関する「損益」の部分です。税務署に提出する確定申告書には、すべての決済取引による利益・損失を報告する必要があります。

例えば、年間取引書に「建玉増益評価額」として表示されている未決済の利益は確定していないため、確定申告には含めません。そのため、未決済のポジションを保有している場合でも、その取引が決済されるまで評価損益を確定申告に含めないようにしましょう。

年間取引書を使った確定申告の手順

確定申告の際、サクソバンクの年間取引書を使用して損益を計算する際は、以下の手順に従うとよいでしょう。

  • ステップ1:年間取引書をダウンロードし、「損益」の欄に記載された確定した利益・損失を確認します。
  • ステップ2:未決済のポジションに関連する「建玉増益評価額」は含めず、実際に決済した取引だけを申告対象にします。
  • ステップ3:すべての取引の損益が確定したら、確定申告書に必要な情報を記入し、税務署に提出します。

確定申告に関する注意点

確定申告を行う際には、次の点に注意することが大切です。

  • 未決済ポジションの損益を含めない:確定申告には、未決済のポジションに関連する評価損益は含めません。
  • 損益がマイナスの場合も申告:損益がマイナスであっても、必ず申告が必要です。損失の繰越控除などを利用するためにも、申告を行いましょう。
  • 取引履歴をしっかり保管:確定申告のためには、すべての取引履歴を正確に保管し、必要な書類を準備することが重要です。

まとめ

サクソバンクの年間取引書を確認する際、確定申告に必要な損益は「建玉増益評価額」ではなく、実際に決済した取引による「損益」であることを理解しておきましょう。未決済のポジションに関しては評価額が表示されていることがありますが、これを確定申告に含めることはできません。

確定申告を正確に行うためには、年間取引書の「損益」の欄を確認し、未決済のポジションを含まない損益のみを申告対象とするようにしましょう。もし不明点がある場合は、税理士に相談することをお勧めします。

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