金やプラチナといった貴金属の先物取引価格は、世界中の投資家にとって重要な情報です。中でもニューヨーク商品取引所(COMEX)での終値が注目されますが、日本にいるとその終値が日本時間のいつなのか、また表示されている時間が現地時間なのか分かりづらいことがあります。本記事では、その疑問に対する具体的な解説と確認方法をご紹介します。
NY先物取引の取引時間(金・プラチナ)とは?
ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金やプラチナ先物は、CMEグループが運営しており、電子取引プラットフォーム「Globex」で24時間近く取引が行われています。
しかし、正式な「終値(Settlement Price)」が決定されるのは、以下の時間帯です(米国東部時間)。
- 金(Gold Futures)…午後1:30(13:30)
- プラチナ(Platinum Futures)…午後1:05(13:05)
これは「Pit(立会い取引)」と呼ばれる時間帯の終了時間です。日本との時差を加味すると、米国がサマータイム中(3月中旬~11月上旬)は日本時間の翌日午前2:30頃(金)・2:05頃(プラチナ)、冬時間中は翌日午前3:30頃(金)・3:05頃(プラチナ)になります。
Yahooファイナンスなどに表示される時間は現地時間?
Yahooファイナンスで表示される時間表記は、基本的に米国東部時間(ET)が基準です。したがって、たとえば「13:30」と表示されていれば、それはアメリカ東部時間であり、日本時間ではその+13時間(夏)または+14時間(冬)を計算する必要があります。
Yahooファイナンス日本版では日本時間への自動変換はされていないため、見た目の時間に惑わされないよう注意が必要です。
終値とリアルタイム価格の違い
NY先物の「終値(Settlement Price)」は、その日の公式な価格決定であり、清算価格や契約評価の基準になります。一方、取引所では日中の値動きを反映する「リアルタイム価格(Last)」も提供されています。
YahooファイナンスやTradingViewなどで見る価格は、通常「終値」ではなく「リアルタイム価格」が表示されていることが多いため、終値を確認したい場合はCME公式やBloombergなどを参考にしましょう。
終値を確認する具体的な方法
正確な終値を知りたい場合は、以下の方法が推奨されます。
- CME Group公式サイトでの確認
- Bloombergでの終値確認(「GC1 COM」などで検索)
- 証券会社(SBI証券、楽天証券など)のマーケット情報画面
上記では終値だけでなく、前日比や出来高、変動要因などもまとめてチェックできます。
日本時間でリアルに追いたい人向けのツール
リアルタイムで価格を追いたい場合には、スマホアプリやブラウザベースの取引ツールを活用しましょう。
たとえば。
- TradingView:チャートが豊富でアラート機能もあり。
- Investing.com:日本語対応で見やすく、価格更新も速い。
いずれもNY市場の動きをリアルタイムで確認でき、終値時間を意識しながら戦略的な投資が可能です。
まとめ:終値の時間と見方を理解して賢く活用しよう
NYの金やプラチナ先物の終値は、米国東部時間の午後1時台に決定し、日本時間では深夜2~3時台に相当します。Yahooファイナンスで表示されている時間は現地時間のままのため、注意が必要です。
正確な終値を確認したい場合は、CME公式やBloombergなど信頼できる情報源を使い、取引や資産分析に活かしていきましょう。

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