IFDOCO注文はSBI証券でよく使われる発注方法の一つで、「利益確定」「損切り」「新規発注」をセットで管理できる便利な注文方式です。本記事では、IFDOCOの各数字が何を意味し、どのように活用するかを具体例とともに解説します。
IFDOCO注文とは?基本構造を理解
IFDOCOは“Issue‑If Done OCO(One Cancels the Other)”の略で、新規注文が約定したら同時に「利益確定」と「損切り」の注文が有効になるシステムです。
つまり、①新規価格が約定すると、自動的に
→②利益確定価格と
→③損切り価格が発動し、どちらかが執行された時点でもう一方は自動でキャンセルされます。
①新規発注価格には何を入力する?
①には、「エントリー」したい価格を入力します。たとえば、現在株価が1000円の銘柄を1010円で買いたい場合、①に1010を指定します。
実例:ある銘柄を1000円で指値エントリー→1050円で利益確定、980円で損切りと設定した場合、1010円や1005円など、自分が納得できる価格を①に入力します。
②利益確定(利確)価格の設定方法
②には、「1で約定した後、いくらで売って利益を確定させるか」を入力します。たとえば、①1010円で約定したら1030円で利確したいなら、②に1030円を設定します。
実例:①1010円、②1030円、③990円の場合、買いが1020円、損益+20円で自動利確、損失−20円で自動損切りとなります。
③損切り(ストップロス)価格の入力ルール
③には、「1で約定した後、いくらで売って損切りするか」を入力します。相場が逆行したときに損失を限定する重要な箇所です。
実例:①1010円、②1030円、③990円と設定すれば、−20円の損失で自動売却されるため、安心して取引に臨めます。
実際の入力画面での流れを確認
①〜③の値を入力した際の画面例では、「IF(買い指値注文)」が約定すると、「OCO(利確/損切り」の2注文が同時に発注されているのが確認できます。
そのため、放置しても上限に達するか下限に達するかどちらかで取引が完結する設計です。
活用時のポイントと注意点
適切な利確・損切り幅を設定することが重要です。狭すぎると手数料負け、広すぎると大きく負ける可能性があります。
また、相場が急変する場合、価格が一気に抜けて思った価格で約定しない「スリッページ」がある点にも注意しましょう。
まとめ:IFDOCOで取引を安心・効率的に
IFDOCO注文では、①新規注文価格、②利益確定価格、③損切り価格の3つの数字をセットで考えることが重要です。具体的な実例を参考に、自分に合った利確・損切り戦略を設計すれば、取引効率が高まり、リスク管理も自動化できます。
この仕組みを使いこなすことで、SBI証券での取引がより安心・戦略的になるでしょう。

こんにちは!利益の管理人です。このブログは投資する人を増やしたいという思いから開設し運営しています。株式投資をメインに分散投資をしています。
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