GNIから固定資本減耗を引くと何が求まるのか?
国民総所得(GNI)から固定資本減耗を引くと、教科書や資料集によって異なる表現がされていますが、それには明確な理由があります。この違いを理解するためには、国民純所得(NNI)と国民純生産(NNP)という2つの指標を正確に把握することが重要です。
国民純生産(NNP)とは?
国民純生産(NNP)は、GNIから固定資本減耗を差し引いた値です。固定資本減耗とは、機械や設備が使われることで生じる価値の減少を指し、これを考慮することで、国全体の純粋な生産量を示す指標となります。
国民純所得(NNI)とは?
国民純所得(NNI)も、GNIから固定資本減耗を引いて求められますが、NNPとは異なり、主に所得の面から国の経済活動を評価する指標です。具体的には、国民が得る純粋な所得を示します。
NNPとNNIの違いを理解する
NNPとNNIは、いずれもGNIから固定資本減耗を引いて求められますが、その解釈や目的が異なります。NNPは生産の観点から、NNIは所得の観点から経済活動を評価するため、同じ計算式で求められるものの、使用される文脈が異なるのです。
まとめ
GNIから固定資本減耗を引いた結果として得られるのは、国民純生産(NNP)または国民純所得(NNI)です。両者は計算上は同じですが、経済活動を評価する視点の違いによって呼び名が変わります。この違いを理解することで、より深い経済学の知識が得られます。
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