利付債(新窓販国債)を購入する際、経過利子や購入価格、利回りについて正確に理解しておくことが重要です。本記事では、郵便局で国債を購入した際の経過利子や、購入単価に基づく利回り計算について詳しく解説します。
経過利子とは?
経過利子は、既に発行されている国債を購入する際に、発行日から購入日までの間に発生した利子のことを指します。既発債の場合、購入者は発行日から購入日までの期間の利子を受け取るわけではないため、その分を購入時に支払います。
この経過利子は次回の利払い時に受け取れるため、購入時に支払った経過利子が無駄になることはありません。したがって、購入時に経過利子を支払っても損にはなりません。
購入単価が高い場合の利回りについて
今回のケースでは、100円あたりの単価が100,660円と記載されています。この66銭(=0.66円)が追加で支払った金額です。これは、既発債をプレミアム価格(額面より高い価格)で購入したことを意味します。
ただし、利回りは購入価格に基づいて計算されるため、プレミアム価格で購入しても、その分が利回りに反映されています。したがって、0.827%の利回りが表示されているのであれば、正確にその利回りで運用がされることになります。
利回りの計算例
購入金額が3,500,000円、利回りが0.827%である場合、年に受け取れる利子は次のように計算できます。
3,500,000円 × 0.827% = 28,945円
この金額が1年間の利子であり、2回に分けて支払われるため、1回の利払いごとに約14,470円を受け取ることになります。つまり、利回りが確定しているため、プレミアム価格で購入したとしても、損失になることはありません。
購入価格と利回りの関係
国債の購入時には、購入価格と利回りが重要な要素です。購入単価が100円を超える場合でも、利回りが提示されている限り、それに基づいて利子が支払われます。今回は税引前の利回りが0.827%とされており、これがそのまま反映されるため、購入時の価格に基づいて損をすることはありません。
まとめ
利付債(新窓販国債)を購入する際、経過利子や購入単価によるプレミアム価格が含まれることがありますが、利回りがしっかりと提示されていれば、損失を被ることはありません。経過利子は次回の利払い時に受け取ることができ、プレミアム価格分も利回りに反映されていますので、安心して運用を続けられます。
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