大学生から始めるNISA投資：楽天証券とSBI証券の選び方

NISA投資は、将来の資産形成を考えるうえで非常に有用な手段です。特に大学生や社会人になったばかりの方には、長期的に利益を得るための第一歩としておすすめです。本記事では、楽天証券とSBI証券という2つの主要証券会社を比較し、どちらを選ぶべきかについてのポイントを解説します。

1. NISA投資を始める前に押さえるべき基本情報

NISA（少額投資非課税制度）は、毎年一定の投資枠内で利益が非課税になる制度です。特に、社会人になる前に投資を始めることで、長期的な資産運用が可能になります。まずは、NISAの基本的な枠組みと特徴を理解することが大切です。

新NISAは2024年から始まる新しい制度で、年間360万円までの投資が非課税枠として利用でき、株式や投資信託など、さまざまな金融商品に投資することができます。大学生のうちから少額でも投資を始めることは、将来的に大きな利益を得るための第一歩です。

楽天証券とSBI証券は、どちらも日本で非常に人気のある証券会社ですが、選択にあたってはいくつかのポイントを押さえておくことが重要です。

楽天証券は、楽天グループの一員として、楽天カードや楽天銀行と連携することができ、日常生活での利用が便利です。例えば、楽天カードを使って投資信託の購入をすることができ、ポイント還元が得られるため、普段から楽天で買い物をしている方には便利です。

また、楽天証券は、株式や投資信託、FXなど、幅広い金融商品を取り扱っており、投資信託の選択肢も豊富です。さらに、取引手数料が低めで、初心者向けのサポートも充実しています。

SBI証券は、外国株や米国株を取り扱う分野で非常に強みを持っています。米国株への投資を考えている場合、SBI証券は特におすすめです。手数料が安く、米国株を購入する際のスプレッド（買値と売値の差）が狭い点も魅力です。

また、SBI証券は「つみたてNISA」や「iDeCo」などの長期投資向けの商品にも対応しており、将来的に資産形成をしていく上で非常に便利です。特に、外国株や米国ETFに投資するための選択肢が豊富です。

質問者が挙げたように、クレジットカードを使わず、VISA付きのデビットカードを利用している場合でも、楽天証券とSBI証券のいずれかでNISA投資を始めることは可能です。

楽天証券は、楽天カードを利用して投資信託を購入するとポイント還元があるため、クレジットカードを使わない場合には、このメリットを享受することはできません。しかし、楽天証券はクレジットカード以外にも、銀行口座を通じた入金方法が整備されているため、デビットカードでも十分に投資を始めることができます。

一方、SBI証券も、クレジットカードを使わなくても問題なく投資ができます。SBI証券では、証券口座への入金がスムーズで、銀行振込やデビットカードによる入金も可能です。外国株投資を考えているなら、SBI証券が特に便利です。

どちらの証券会社でも、NISAを始めるための手順は比較的簡単です。まずは、インターネットを通じて口座を開設します。

楽天証券：口座開設を申し込んだ後、本人確認書類を提出して、約1週間で開設が完了します。その後、証券口座に入金し、NISA枠を利用して投資信託や株式を購入します。
SBI証券：SBI証券も口座開設はオンラインで完結します。特に、米国株への投資を考えている場合、海外取引口座の開設がスムーズに行えます。