経済学の学習で、需要関数と供給関数を用いて市場の均衡を求める問題は非常に基本的で重要です。特に、テスト前などの緊急時に解き方を理解することが重要です。この記事では、具体的な例を用いて、需要曲線と供給曲線の描き方から市場均衡価格と均衡数量を求める方法について解説します。
需要関数と供給関数の理解
問題文に出てくる「需要関数」や「供給関数」という言葉がよくわからない方もいるかもしれません。需要関数は、ある商品の価格とその商品の需要量(買いたいと思う量)の関係を示します。供給関数は、商品の価格と供給量(売りたいと思う量)の関係を示します。
今回は、以下の関数が与えられています。
- 需要関数: q = 10 – p
- 供給関数: q = p – 2
ここで、qは数量(需要量または供給量)、pは価格を示しています。
需要曲線の描き方
需要関数を使って需要曲線を描くためには、価格(p)の値を変えながら、それに対応する数量(q)を計算します。例えば、価格pをいくつかの値で代入して、対応するqを求めます。
需要関数q = 10 – pの場合、pの値を次のように変えてみます。
価格 (p) | 需要量 (q) |
---|---|
p = 0 | q = 10 – 0 = 10 |
p = 5 | q = 10 – 5 = 5 |
p = 10 | q = 10 – 10 = 0 |
これらの点をグラフにプロットすると、右下がりの直線として需要曲線が描けます。
供給曲線の描き方
次に、供給関数を使って供給曲線を描きます。供給関数q = p – 2を使って、価格pの値を変え、それに対応する供給量qを求めます。
供給関数q = p – 2の場合も、価格pをいくつかの値で代入して対応するqを求めます。
価格 (p) | 供給量 (q) |
---|---|
p = 2 | q = 2 – 2 = 0 |
p = 5 | q = 5 – 2 = 3 |
p = 10 | q = 10 – 2 = 8 |
これらの点をプロットすると、右上がりの直線として供給曲線が描けます。
市場均衡の求め方
市場均衡価格と均衡数量を求めるためには、需要曲線と供給曲線が交わる点を求めます。この交点が市場均衡を示します。
需要曲線と供給曲線をグラフに描いた場合、均衡点は次のように求めることができます。需要関数と供給関数は次の通りです。
- 需要関数: q = 10 – p
- 供給関数: q = p – 2
これらの関数が等しくなる点を求めます。すなわち、10 – p = p – 2となります。これを解くと。
- 10 – p = p – 2
- 10 + 2 = 2p
- 12 = 2p
- p = 6
均衡価格は6です。この価格での数量は、いずれの関数にも代入して求めることができます。例えば、需要関数にp = 6を代入すると、q = 10 – 6 = 4となります。
したがって、市場均衡価格は6、均衡数量は4です。
まとめ
今回は、需要曲線と供給曲線の描き方、そして市場均衡価格と均衡数量を求める方法について解説しました。需要関数と供給関数の関係を理解し、グラフを描きながら計算することで、市場均衡を求めることができます。テストに向けてしっかりと理解を深め、練習を重ねていきましょう。
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