投資信託に関する選択肢が多いため、どのファンドを選ぶべきか迷うことは多いですよね。特に、同じ「全世界株式」に関連する商品がいくつもあると、銘柄やパフォーマンスの違いが気になるところです。今回は「emaxis slim 全世界株式」と「楽天・プラス・オールカントリー」の銘柄の違いや、パフォーマンスについて解説します。
「emaxis slim 全世界株式」と「楽天・プラス・オールカントリー」の基本情報
まずは、両ファンドの基本的な特徴について見てみましょう。どちらも全世界株式を対象にしたインデックスファンドですが、運用方針や対象とする株式に違いがあります。
「emaxis slim 全世界株式」は、MSCI ACWIインデックスをベンチマークとしており、先進国から新興国までをカバーしています。このファンドは、低コストで全世界の株式に分散投資ができることが特徴です。
一方で、「楽天・プラス・オールカントリー」は、FTSE Global All Cap Indexに基づいて運用されており、同様に全世界株式を対象としていますが、細かな国別の割合に違いがあります。
「emaxis slim 全世界株式」と「楽天・プラス・オールカントリー」の銘柄の違い
両ファンドは、基本的には全世界株式を投資対象にしていますが、銘柄構成に微妙な違いがあります。例えば、「emaxis slim 全世界株式」は、MSCI ACWIインデックスに基づき、特定の地域に偏りがないように設計されています。
対して、「楽天・プラス・オールカントリー」は、FTSE Global All Cap Indexをベンチマークにしており、このインデックスはFTSEの基準に従っており、特定の市場の影響がやや強くなる場合があります。
そのため、同じ全世界株式に投資していても、地域ごとの比率が異なる可能性があり、具体的には先進国の株式にやや比重を置いている場合もあります。
パフォーマンスの違い:どちらが良いのか?
パフォーマンスに関しては、ファンドの運用年数や市場環境によっても変わるため一概にどちらが優れているとは言い切れません。しかし、過去のパフォーマンスを参考にすることで、各ファンドの特徴が見えてきます。
「emaxis slim 全世界株式」は低コストで、コストパフォーマンスが良いという点が評価されています。コストが低いため、長期的にはその分リターンに好影響を与える可能性が高いと言われています。
一方で、「楽天・プラス・オールカントリー」も安定したパフォーマンスを見せており、特に国内投資家に人気がありますが、運用コストがやや高めであることがデメリットとして指摘されることがあります。
「S&P500」にするべきか?
「emaxis slim 全世界株式」や「楽天・プラス・オールカントリー」よりも、「S&P500」に投資したいと考える投資家も多いでしょう。S&P500はアメリカの500社に分散投資するインデックスファンドであり、アメリカ市場の成長に強く連動しています。
この選択肢は、特にアメリカ経済に強い信頼を持っている投資家にとって魅力的ですが、全世界株式を選んだ場合に比べて地域分散が不十分な点は留意すべきです。
まとめ:投資選択は自分の投資目的に合ったものを
「emaxis slim 全世界株式」と「楽天・プラス・オールカントリー」はどちらも優れた選択肢ですが、地域別の配分やコスト面での違いがあります。自分の投資目的やリスク許容度に応じて、どちらが最適かを判断することが重要です。
もし、アメリカ経済に強く投資したいのであれば、「S&P500」に投資するのも一つの方法です。しかし、全世界に分散投資をしたいのであれば、どちらのファンドも長期的な視点で有力な選択肢となり得るでしょう。
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